漸化式 $a_1 = 2$, $a_2 = 3$, $a_{n+2} = a_{n+1} + 2a_n$ で定義される数列の一般項 $a_n$ を求める問題です。求められた一般項は $a_n = \frac{\boxed{1} \cdot \boxed{2}^{n-1} + \left(\boxed{3} | \boxed{4}\right)^{n-1}}{\boxed{5}}$ の形で表されます。

代数学漸化式特性方程式数列一般項
2025/5/14

1. 問題の内容

漸化式 a1=2a_1 = 2, a2=3a_2 = 3, an+2=an+1+2ana_{n+2} = a_{n+1} + 2a_n で定義される数列の一般項 ana_n を求める問題です。求められた一般項は
an=12n1+(34)n15a_n = \frac{\boxed{1} \cdot \boxed{2}^{n-1} + \left(\boxed{3} | \boxed{4}\right)^{n-1}}{\boxed{5}}
の形で表されます。

2. 解き方の手順

与えられた漸化式は an+2=an+1+2ana_{n+2} = a_{n+1} + 2a_n です。これは特性方程式を用いることで解くことができます。
まず、特性方程式を立てます。an+2a_{n+2}, an+1a_{n+1}, ana_n をそれぞれ x2x^2, xx, 11 で置き換えると、
x2=x+2x^2 = x + 2
という特性方程式が得られます。
この方程式を解きます。
x2x2=0x^2 - x - 2 = 0
(x2)(x+1)=0(x-2)(x+1) = 0
よって、x=2,1x = 2, -1 が得られます。
したがって、一般項は an=A2n+B(1)na_n = A \cdot 2^n + B \cdot (-1)^n の形で表されます。
初期条件 a1=2a_1 = 2, a2=3a_2 = 3 を用いて、定数 AABB を決定します。
a1=A21+B(1)1=2AB=2a_1 = A \cdot 2^1 + B \cdot (-1)^1 = 2A - B = 2
a2=A22+B(1)2=4A+B=3a_2 = A \cdot 2^2 + B \cdot (-1)^2 = 4A + B = 3
これらの連立方程式を解きます。
2AB=22A - B = 2
4A+B=34A + B = 3
二つの式を足し合わせると、
6A=56A = 5
A=56A = \frac{5}{6}
B=2A2=2562=532=563=13B = 2A - 2 = 2 \cdot \frac{5}{6} - 2 = \frac{5}{3} - 2 = \frac{5 - 6}{3} = -\frac{1}{3}
したがって、an=562n13(1)na_n = \frac{5}{6} \cdot 2^n - \frac{1}{3} \cdot (-1)^n
これを問題の形式に合わせるために、式を整理します。
an=52n2(1)n6a_n = \frac{5 \cdot 2^n - 2 \cdot (-1)^n}{6}
an=52n+(2)(1)n6a_n = \frac{5 \cdot 2^n + (-2) \cdot (-1)^n}{6}
an=52n+(2)(1)n6=52n122(1)n1(1)6=102n1+2(1)n16a_n = \frac{5 \cdot 2^n + (-2) \cdot (-1)^n}{6} = \frac{5 \cdot 2^{n-1} \cdot 2 - 2 \cdot (-1)^{n-1} \cdot (-1)}{6} = \frac{10 \cdot 2^{n-1} + 2 \cdot (-1)^{n-1}}{6}
an=52n1+(1)n13=52n1+(1)n13a_n = \frac{5 \cdot 2^{n-1} + (-1)^{n-1}}{3} = \frac{5 \cdot 2^{n-1} + (-1)^{n-1} }{3}

3. 最終的な答え

an=52n1+(1)n13a_n = \frac{5 \cdot 2^{n-1} + (-1)^{n-1}}{3}
よって、空欄を埋めると、
1=5,2=2,3=1,4=1,5=3\boxed{1}=5, \boxed{2}=2, \boxed{3}=-1, \boxed{4}=-1, \boxed{5}=3
答え:
an=52n1+(1)n13a_n = \frac{5 \cdot 2^{n-1} + (-1)^{n-1}}{3}

「代数学」の関連問題

問題224: 数列 $x, 12, y$ が等比数列であり、数列 $68, y, x$ が等差数列であるとき、$x$ と $y$ の値を求めよ。ただし、$0 < x < y$ とする。

等比数列等差数列二次方程式連立方程式
2025/5/14

与えられた分数の分母を有理化し、式を簡単にします。問題の式は $\frac{1-\sqrt{3}}{2+\sqrt{3}}$ です。

分数の有理化平方根式の展開
2025/5/14

与えられた数式の値を計算します。 数式は $\frac{2-\sqrt{6}}{2+\sqrt{6}}$ です。

有理化平方根式の計算
2025/5/14

与えられた分数の分母を有理化する問題です。具体的には、$\frac{2}{\sqrt{7} - \sqrt{3}}$ の分母を有理化します。

分母の有理化平方根代数
2025/5/14

与えられた分数の分母を有理化し、簡略化された形にする問題です。 与えられた分数は $(\sqrt{5} + \sqrt{3}) / (\sqrt{5} - \sqrt{3})$ です。

分数有理化平方根計算
2025/5/14

与えられた問題は、分母に平方根を含む分数の有理化です。具体的には、$\frac{1}{\sqrt{5} + \sqrt{2}}$ を有理化する必要があります。

分数の有理化平方根計算
2025/5/14

与えられた連立一次方程式の解を求める問題です。 行列とベクトルの積の形で、$Ax=0$ と表されています。ここで、$A$ は3x5の行列、$x$ は5x1のベクトルです。 $A = \begin{bm...

線形代数連立一次方程式行列ベクトルの積簡約化
2025/5/14

与えられた行列とベクトルを使って、連立一次方程式の解を求めます。具体的には、以下の連立一次方程式の一般解を求める問題です。 $ \begin{bmatrix} 1 & -4 & 3 & 4 & -3 ...

線形代数連立一次方程式行列行簡約化一般解
2025/5/14

与えられた線形方程式系の解を求める問題です。行列とベクトルの積の形で表された同次連立一次方程式 $ \begin{bmatrix} 1 & -4 & 3 & 4 & -3 \\ 1 & -2 & 0 ...

線形代数連立一次方程式行列簡約化解の表現
2025/5/14

長さ40cmの針金を2つに切り、それぞれの針金で正方形を2つ作る。2つの正方形の面積の和を最小にするには、針金をどのように切れば良いか。また、その面積の和の最小値を求めよ。

二次関数最小値最適化
2025/5/14