9人を指定された人数構成の3つのグループに分ける場合の数をそれぞれ求めます。 (1) 9人を3人ずつの3つのグループに分け、それぞれを部屋A, B, Cに入れる場合の数を求めます。 (2) 9人を3人ずつの3つのグループに分ける場合の数を求めます。 (3) 9人を2人、2人、5人の3つのグループに分ける場合の数を求めます。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列
2025/5/14

1. 問題の内容

9人を指定された人数構成の3つのグループに分ける場合の数をそれぞれ求めます。
(1) 9人を3人ずつの3つのグループに分け、それぞれを部屋A, B, Cに入れる場合の数を求めます。
(2) 9人を3人ずつの3つのグループに分ける場合の数を求めます。
(3) 9人を2人、2人、5人の3つのグループに分ける場合の数を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
まず、9人から部屋Aに入れる3人を選ぶ組み合わせは 9C3_{9}C_{3}通りです。
次に、残りの6人から部屋Bに入れる3人を選ぶ組み合わせは 6C3_{6}C_{3}通りです。
最後に、残りの3人から部屋Cに入れる3人を選ぶ組み合わせは 3C3_{3}C_{3}通りです。
したがって、求める場合の数は
9C3×6C3×3C3=9!3!6!×6!3!3!×3!3!0!=9!3!3!3!=3628806×6×6=362880216=1680_{9}C_{3} \times _{6}C_{3} \times _{3}C_{3} = \frac{9!}{3!6!} \times \frac{6!}{3!3!} \times \frac{3!}{3!0!} = \frac{9!}{3!3!3!} = \frac{362880}{6 \times 6 \times 6} = \frac{362880}{216} = 1680通りです。
(2)
まず、9人から3人のグループを選ぶ組み合わせは 9C3_{9}C_{3}通りです。
次に、残りの6人から次の3人のグループを選ぶ組み合わせは 6C3_{6}C_{3}通りです。
最後に、残りの3人から最後の3人のグループを選ぶ組み合わせは 3C3_{3}C_{3}通りです。
しかし、3つのグループは区別されないので、3!で割る必要があります。
したがって、求める場合の数は
9C3×6C3×3C33!=9!3!3!3!3!=16806=280\frac{_{9}C_{3} \times _{6}C_{3} \times _{3}C_{3}}{3!} = \frac{9!}{3!3!3!3!} = \frac{1680}{6} = 280通りです。
(3)
まず、9人から5人のグループを選ぶ組み合わせは 9C5_{9}C_{5}通りです。
次に、残りの4人から2人のグループを選ぶ組み合わせは 4C2_{4}C_{2}通りです。
最後に、残りの2人から最後の2人のグループを選ぶ組み合わせは 2C2_{2}C_{2}通りです。
2人のグループは区別されないので、2!で割る必要があります。
したがって、求める場合の数は
9C5×4C2×2C22!=9!5!4!×4!2!2!×2!2!0!×12!=9!5!2!2!2!12!=126×6×12=378\frac{_{9}C_{5} \times _{4}C_{2} \times _{2}C_{2}}{2!} = \frac{9!}{5!4!} \times \frac{4!}{2!2!} \times \frac{2!}{2!0!} \times \frac{1}{2!} = \frac{9!}{5!2!2!2!} \frac{1}{2!} = \frac{126 \times 6 \times 1}{2} = 378
9C5×4C2×2C22!=9!5!4!×4!2!2!×2!2!0!2!=9!5!4!×4!2!2!2=126×62=126×3=378\frac{_{9}C_{5} \times _{4}C_{2} \times _{2}C_{2}}{2!} = \frac{\frac{9!}{5!4!} \times \frac{4!}{2!2!} \times \frac{2!}{2!0!}}{2!} = \frac{\frac{9!}{5!4!} \times \frac{4!}{2!2!}}{2} = \frac{126 \times 6}{2} = 126 \times 3 = 378通りです。

3. 最終的な答え

(1) 1680通り
(2) 280通り
(3) 378通り

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