まず、割引の場合の価格と、割増の場合の量について計算します。
p 割は 10p と表せることに注意します。 割引の場合:
100gあたりの値段が a 円の商品の値段を p 割引にしてもらうと、値段は a×(1−10p) 円になります。 このとき、得られる商品の量は100gです。
したがって、100gあたりの価格は a(1−10p) 円となります。 割増の場合:
100gあたりの値段が a 円の商品を、量を p 割増にしてもらうと、得られる量は 100×(1+10p) gになります。 したがって、100gあたりの価格は 1+10pa 円となります。 どちらが得かを比較するために、それぞれの100gあたりの価格の大小を比較します。
つまり、a(1−10p) と 1+10pa の大小を比較します。a は正の数なので、1−10p と 1+10p1 の大小を比較すれば十分です。 1−10p と 1+10p1 の差を計算します。 (1−10p)−1+10p1=1+10p(1−10p)(1+10p)−1=1+10p1−(10p)2−1=1+10p−(10p)2 p は正の数なので、1+10p>0 であり、−(10p)2<0 なので、1+10p−(10p)2<0 となります。 したがって、1−10p<1+10p1 となります。 つまり、a(1−10p)<1+10pa であるので、量を p 割増にしてもらう方が得です。