0でない実数 $a, b, c, d$ が $3^a = 5^b = 7^c = 105^d$ を満たすとき、$\frac{1}{a} + \frac{1}{b} + \frac{1}{c} = \frac{1}{d}$ が成り立つことを示せ。

代数学指数対数方程式
2025/5/14

1. 問題の内容

0でない実数 a,b,c,da, b, c, d3a=5b=7c=105d3^a = 5^b = 7^c = 105^d を満たすとき、1a+1b+1c=1d\frac{1}{a} + \frac{1}{b} + \frac{1}{c} = \frac{1}{d} が成り立つことを示せ。

2. 解き方の手順

まず、3a=5b=7c=105d=k3^a = 5^b = 7^c = 105^d = k とおく (k>0,k1k>0, k\neq 1)。
このとき、
3=k1a3 = k^{\frac{1}{a}}
5=k1b5 = k^{\frac{1}{b}}
7=k1c7 = k^{\frac{1}{c}}
となる。
また、105=3×5×7105 = 3 \times 5 \times 7 であるから、
105=k1a×k1b×k1c=k1a+1b+1c105 = k^{\frac{1}{a}} \times k^{\frac{1}{b}} \times k^{\frac{1}{c}} = k^{\frac{1}{a} + \frac{1}{b} + \frac{1}{c}}
である。
一方で、105=k1d105 = k^{\frac{1}{d}} であるから、
k1d=k1a+1b+1ck^{\frac{1}{d}} = k^{\frac{1}{a} + \frac{1}{b} + \frac{1}{c}}
となる。
k>0,k1k>0, k\neq 1 であるから、指数部分を比較して、
1d=1a+1b+1c\frac{1}{d} = \frac{1}{a} + \frac{1}{b} + \frac{1}{c}
を得る。したがって、1a+1b+1c=1d\frac{1}{a} + \frac{1}{b} + \frac{1}{c} = \frac{1}{d} が成り立つ。

3. 最終的な答え

1a+1b+1c=1d\frac{1}{a} + \frac{1}{b} + \frac{1}{c} = \frac{1}{d}

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