二項定理を利用します。二項定理は次のように表されます。
(x+y)n=∑k=0nnCkxn−kyk=nC0xn+nC1xn−1y+nC2xn−2y2+⋯+nCnyn 問題の式をよく見ると、x=1、y=−3の時、二項定理の右辺に似ていることがわかります。 そこで、x=1、y=−3を二項定理に代入すると、次のようになります。 (1+(−3))n=∑k=0nnCk(1)n−k(−3)k=nC0(1)n+nC1(1)n−1(−3)1+nC2(1)n−2(−3)2+⋯+nCn(−3)n (1−3)n=nC0−3nC1+9nC2+⋯+(−3)nnCn (−2)n=nC0−3nC1+9nC2+⋯+(−3)nnCn したがって、与えられた式が正しいことが証明されました。