**問題1 (1)**
行列A=12−11−114−12210に以下の行基本変形を施します。 (2行目) - 2 * (1行目) -> (2行目)
(3行目) + (1行目) -> (3行目)
1001−324−962−32 (2行目) / (-3) -> (2行目)
100112436212 (3行目) - 2 * (2行目) -> (3行目)
100110430210 (1行目) - (2行目) -> (1行目)
100010130110 階段行列の0でない行の数は2なので、行列Aの階数は2です。 **問題2 (1)**
連立一次方程式 ⎩⎨⎧18x+9y+z=112x+8y+2z=28x+4y+z=3 を解きます。 まず、拡大係数行列を作ります。
18128984121123 (1行目)/9 -> (1行目)
21281841/9211/923 (2行目) - 6*(1行目) -> (2行目)
(3行目) - 4*(1行目) -> (3行目)
2001201/94/35/91/94/323/9 最後の行より、0x+0y+(5/9)z=23/9。 これは、0=23/5となり矛盾するので、この連立一次方程式は解を持ちません。 **問題3 (1)**
行列 A=−3−2222−121−1 の行列式を計算します。 det(A)=−3(2∗(−1)−1∗(−1))−2((−2)∗(−1)−1∗2)+2((−2)∗(−1)−2∗2) =−3(−2+1)−2(2−2)+2(2−4) =−3(−1)−2(0)+2(−2) 行列式が0でないので、行列Aは正則行列です。逆行列を求めます。 余因子行列を求めます。
C=(2∗(−1)−1∗(−1))−(2∗(−1)−2∗(−1))(2∗1−2∗2)−((−2)∗(−1)−1∗2)((−3)∗(−1)−2∗2)−((−3)∗1−(−2)∗2)((−2)∗(−1)−2∗2)−((−3)∗(−1)−2∗(−2))((−3)∗2−2∗(−2))=−10−20−1−1−2−72 余因子行列の転置行列(随伴行列)を求めます。
adj(A)=CT=−10−20−1−7−2−12 逆行列は、A−1=det(A)1adj(A) なので、 A−1=−11−10−20−1−7−2−12=10201721−2 **問題4 (2)**
連立一次方程式 ⎩⎨⎧x+2y+3z=14x+5y+6z=27x+8y=3 を解きます。 係数行列 A=147258360 と定数ベクトル b=123 を用いて、Ax=b と表現します。 det(A)=1∗(5∗0−6∗8)−2∗(4∗0−6∗7)+3∗(4∗8−5∗7) =1∗(0−48)−2∗(0−42)+3∗(32−35) =−48+84+3∗(−3) =−48+84−9=27 行列式が0でないので、行列Aは正則行列です。逆行列を求めます。 余因子行列を求めます。
C=(5∗0−6∗8)−(2∗0−3∗8)(2∗6−3∗5)−(4∗0−6∗7)(1∗0−3∗7)−(1∗6−3∗4)(4∗8−5∗7)−(1∗8−2∗7)(1∗5−2∗4)=−4824−342−216−36−3 余因子行列の転置行列(随伴行列)を求めます。
adj(A)=CT=−4842−324−216−36−3 逆行列は、A−1=det(A)1adj(A) なので、 A−1=271−4842−324−216−36−3=−16/914/9−1/98/9−7/92/9−1/92/9−1/9 解は x=A−1b なので、 xyz=−16/914/9−1/98/9−7/92/9−1/92/9−1/9123=(−16+16−3)/9(14−14+6)/9(−1+4−3)/9=−3/96/90/9=−1/32/30