以下の式を計算しなさい。 $\frac{2\sqrt{3}}{\sqrt{6}-\sqrt{27}} - \frac{\sqrt{2}}{\sqrt{9-4\sqrt{5}}}$

代数学根号式の計算有理化二重根号
2025/5/15
はい、承知いたしました。問題を解いて回答します。

1. 問題の内容

以下の式を計算しなさい。
236272945\frac{2\sqrt{3}}{\sqrt{6}-\sqrt{27}} - \frac{\sqrt{2}}{\sqrt{9-4\sqrt{5}}}

2. 解き方の手順

まず、各項を簡略化します。
最初の項の分母について、27=93=33\sqrt{27}=\sqrt{9 \cdot 3} = 3\sqrt{3} であるから、
627=633\sqrt{6}-\sqrt{27} = \sqrt{6} - 3\sqrt{3}
したがって、最初の項は次のようになります。
23633\frac{2\sqrt{3}}{\sqrt{6}-3\sqrt{3}}
2番目の項の分母について、二重根号を外します。945=9220\sqrt{9-4\sqrt{5}}=\sqrt{9-2\sqrt{20}}を考えます。
a+b=9a+b = 9 および ab=20ab = 20 となる a,ba, b を見つけます。a=5a=5 および b=4b=4 が条件を満たします。
したがって、945=(54)2=(52)2=52=52\sqrt{9-4\sqrt{5}}=\sqrt{(\sqrt{5}-\sqrt{4})^2}=\sqrt{(\sqrt{5}-2)^2}=|\sqrt{5}-2|=\sqrt{5}-2
したがって、2番目の項は次のようになります。
252\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{5}-2}
最初の項をさらに簡略化します。
23633=233(23)=223\frac{2\sqrt{3}}{\sqrt{6}-3\sqrt{3}} = \frac{2\sqrt{3}}{\sqrt{3}(\sqrt{2}-3)} = \frac{2}{\sqrt{2}-3}
分母を有理化します。
223=2(2+3)(23)(2+3)=2(2+3)29=2(2+3)7=22+67\frac{2}{\sqrt{2}-3} = \frac{2(\sqrt{2}+3)}{(\sqrt{2}-3)(\sqrt{2}+3)} = \frac{2(\sqrt{2}+3)}{2-9} = \frac{2(\sqrt{2}+3)}{-7} = -\frac{2\sqrt{2}+6}{7}
2番目の項も分母を有理化します。
252=2(5+2)(52)(5+2)=10+2254=10+22\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{5}-2} = \frac{\sqrt{2}(\sqrt{5}+2)}{(\sqrt{5}-2)(\sqrt{5}+2)} = \frac{\sqrt{10}+2\sqrt{2}}{5-4} = \sqrt{10}+2\sqrt{2}
したがって、式は次のようになります。
22+67(10+22)=22+67710+1427=2267101427=16271067-\frac{2\sqrt{2}+6}{7} - (\sqrt{10}+2\sqrt{2}) = -\frac{2\sqrt{2}+6}{7} - \frac{7\sqrt{10}+14\sqrt{2}}{7} = \frac{-2\sqrt{2}-6-7\sqrt{10}-14\sqrt{2}}{7} = \frac{-16\sqrt{2}-7\sqrt{10}-6}{7}

3. 最終的な答え

16271067\frac{-16\sqrt{2}-7\sqrt{10}-6}{7}

「代数学」の関連問題

与えられた方程式 $x^2(y+1)^2 + y^2(x+1)^2 = 0$ を満たす実数 $(x, y)$ の組をすべて求める。

方程式実数連立方程式
2025/5/15

行列 $A$, $B$, $C$, $D$ が与えられています。 $A = \begin{bmatrix} 2 & -1 & 4 \\ -2 & 5 & -3 \end{bmatrix}$, $B =...

行列行列の計算行列の和行列の積
2025/5/15

不等式 $x < a$ を満たす最大の整数が $x = 5$ であるとき、定数 $a$ の値の範囲を求める。

不等式整数解の範囲
2025/5/15

与えられた連立不等式を解く問題です。連立不等式は次の通りです。 $\begin{cases} 3x - 2 < 4(x - 1) \\ 0.3(x - 1) > 0.2x + 0.1 \end{cas...

連立不等式不等式一次不等式
2025/5/15

兄は1300円、弟は500円持っています。二人が同じ金額を出し合って母のプレゼントを買いました。その結果、兄の所持金は弟の6倍より50円多くなりました。プレゼントの値段を求めなさい。

方程式文章問題一次方程式
2025/5/15

与えられた式 $x^2 - xy - 2y^2 - 4x + 5y + 3 = (x + y - A)(x - 2y - B)$ において、AとBに入る値を求める問題です。

因数分解連立方程式式の展開係数比較
2025/5/15

与えられた式 $x^2 - xy - 2y^2 - 4x + 5y + 3 = 0$ を因数分解し、解を求める問題です。

因数分解二次方程式連立方程式
2025/5/15

与えられた式 $(a+b+c)(p+q)(x+y+z)$ を展開したときの項の数を求める問題です。

多項式展開項の数
2025/5/15

兄は1300円、弟は500円持っています。2人が同じ金額を出し合って母のプレゼントを買ったとき、兄の所持金は弟の6倍より50円多くなりました。プレゼントの値段を求めます。

文章問題一次方程式代数
2025/5/15

## 1. 問題の内容

根号式の計算有理化平方根
2025/5/15