(1) 全ての並べ方の総数
6つの数字を並べるので、全体では6!通りの並べ方があります。ただし、同じ数字がそれぞれ2つずつあるため、重複を解消する必要があります。
同じものを含む順列の公式より、
2!2!2!6! 6!=6×5×4×3×2×1=720 2!=2×1=2 2×2×2720=8720=90 (2) 同じ数字が隣り合わない並べ方
まず、1, 2, 3を1列に並べることを考えます。
これは3! = 6通りあります。
例として、1 2 3 という並び方を考えます。
このとき、 _ 1 _ 2 _ 3 _ というように、数字と数字の間、および両端の計4つのスペースに、残りの1, 2, 3を配置します。
それぞれの数字の間と両端の4箇所から数字を置く場所を決定していきます。
1を入れる場所は4箇所から2箇所を選びます。4C2 2を入れる場所は残りの6箇所から2箇所を選びます。2C2 3を入れる場所は残りの2箇所から2箇所を選びます。0C2これはありえない。 包除原理を使う。
全体の場合の数から、少なくとも一組が隣り合う場合の数を引く。
少なくとも二組が隣り合う場合の数を足す。
三組とも隣り合う場合の数を引く。
少なくとも一組が隣り合う場合: 3C1×2!2!5!=3×30=90 少なくとも二組が隣り合う場合: 3C2×2!4!=3×12=36 三組とも隣り合う場合: 3C3×3!=1×6=6 90−(90−36+6)=90−60=30 別解:
1 2 3 1 2 3 のような並べ方を考える
1 2 1 3 2 3のような並べ方を考える。
1 x 1 x 2 x 2 x 3 x 3と考える。
1, 2, 3, 1, 2, 3と並べる方法は、3! x 3! = 36通り
しかし、11, 22, 33があるので、これは違う。
包除原理を使って解く
A: 1が隣り合う
B: 2が隣り合う
C: 3が隣り合う
∣A∪B∪C∣=∣A∣+∣B∣+∣C∣−∣A∩B∣−∣B∩C∣−∣C∩A∣+∣A∩B∩C∣ ∣A∣=∣B∣=∣C∣=2!2!5!=30 ∣A∩B∣=∣B∩C∣=∣C∩A∣=2!4!=12 ∣A∩B∩C∣=3!=6 ∣A∪B∪C∣=3×30−3×12+6=90−36+6=60 全体の並べ方は90通り
90−60=30