画像に書かれた問題は「極形式とはなんですか」という質問です。

代数学複素数極形式複素平面絶対値偏角オイラーの公式
2025/3/22

1. 問題の内容

画像に書かれた問題は「極形式とはなんですか」という質問です。

2. 解き方の手順

複素数を z=a+biz = a + bi (ここで、aabbは実数、iiは虚数単位)と表すと、この複素数は複素平面上で点(a,b)(a, b)として表すことができます。
この点を極座標で表すことを考えます。極座標では、点と原点との距離 rr と、実軸の正の方向から測った角度 θ\theta を用いて点を表します。
距離 rr は絶対値と呼ばれ、r=z=a2+b2r = |z| = \sqrt{a^2 + b^2} となります。
角度 θ\theta は偏角と呼ばれ、tanθ=ba\tan \theta = \frac{b}{a} を満たします。ただし、θ\theta の範囲は通常 0θ<2π0 \le \theta < 2\pi または π<θπ-\pi < \theta \le \pi で指定されます。
このとき、a=rcosθa = r \cos \thetab=rsinθb = r \sin \theta と書けるので、複素数 zz
z=a+bi=rcosθ+irsinθ=r(cosθ+isinθ)z = a + bi = r \cos \theta + i r \sin \theta = r (\cos \theta + i \sin \theta)
と表すことができます。この r(cosθ+isinθ)r (\cos \theta + i \sin \theta) を複素数 zz の極形式と呼びます。
オイラーの公式 eiθ=cosθ+isinθe^{i\theta} = \cos \theta + i \sin \theta を用いると、極形式は z=reiθz = re^{i\theta} とも書けます。

3. 最終的な答え

複素数 z=a+biz = a + bi の極形式は、z=r(cosθ+isinθ)z = r(\cos \theta + i \sin \theta) で表されます。ここで、r=z=a2+b2r = |z| = \sqrt{a^2 + b^2} は絶対値(または動径)であり、θ\theta は偏角です。 オイラーの公式を使うと、z=reiθz=re^{i\theta}と表すこともできます。

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