初項が1、公比が3である等比数列において、初項から第n項までの和が初めて100より大きくなるのは第何項か、また、初めて1000より大きくなるのは第何項かを求める問題です。

代数学等比数列数列の和不等式指数
2025/5/16

1. 問題の内容

初項が1、公比が3である等比数列において、初項から第n項までの和が初めて100より大きくなるのは第何項か、また、初めて1000より大きくなるのは第何項かを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、等比数列の和の公式を確認します。初項 aa、公比 rr の等比数列の初項から第 nn 項までの和 SnS_n は、
Sn=a(rn1)r1S_n = \frac{a(r^n - 1)}{r - 1}
で表されます。
この問題では、a=1a = 1r=3r = 3 なので、
Sn=1(3n1)31=3n12S_n = \frac{1(3^n - 1)}{3 - 1} = \frac{3^n - 1}{2}
となります。
(1) Sn>100S_n > 100 となる最小の nn を求めます。
3n12>100\frac{3^n - 1}{2} > 100
3n1>2003^n - 1 > 200
3n>2013^n > 201
34=813^4 = 81
35=2433^5 = 243
よって、n=5n = 5 で初めて Sn>100S_n > 100 となります。
(2) Sn>1000S_n > 1000 となる最小の nn を求めます。
3n12>1000\frac{3^n - 1}{2} > 1000
3n1>20003^n - 1 > 2000
3n>20013^n > 2001
36=7293^6 = 729
37=21873^7 = 2187
よって、n=7n = 7 で初めて Sn>1000S_n > 1000 となります。

3. 最終的な答え

初めて100より大きくなるのは第5項。
初めて1000より大きくなるのは第7項。

「代数学」の関連問題

与えられた式 $a^2(b-c) + b^2(c-a) + c^2(a-b)$ を因数分解する問題です。

因数分解多項式代数式
2025/5/16

二次方程式 $3x^2 - 7x + 1 = 0$ の解を求める問題です。選択肢の中から正しい解を選びます。

二次方程式解の公式
2025/5/16

与えられた式 $ab^2 - 4ab + 3a - b + 3$ を因数分解する問題です。与えられた手順に従い因数分解を行います。

因数分解多項式
2025/5/16

与えられた二次方程式 $x^2 - 2x = 0$ を解き、$x$の値を求める。

二次方程式因数分解方程式の解
2025/5/16

与えられた二次方程式 $x^2 - x - 56 = 0$ を解き、$x$ の値を求める問題です。

二次方程式因数分解解の公式
2025/5/16

二次方程式 $x^2 - 10x + 25 = 0$ を解く問題です。

二次方程式因数分解方程式の解
2025/5/16

与えられた二次方程式 $x^2 + 3x - 10 = 0$ を解く問題です。

二次方程式因数分解方程式解の公式
2025/5/16

数列 $\{a_n\}$ が、初項 $a_1 = 3$ と漸化式 $a_{n+1} = 3a_n - 2$ ($n = 1, 2, 3, \dots$) によって定義されている。この数列の一般項 $a...

数列漸化式等比数列一般項
2025/5/16

数列 $\{a_n\}$ が、初項 $a_1 = 2$ と漸化式 $a_{n+1} = a_n + n + 2$ ($n=1, 2, 3, \dots$) によって定められるとき、この数列の一般項 $...

数列漸化式一般項階差数列
2025/5/16

与えられた関数 $y = -\frac{3}{x+1} - 2$ について考察することを目的としています。この関数は双曲線であり、漸近線やグラフの形状を理解することが重要です。

双曲線関数のグラフ漸近線分数関数
2025/5/16