ベクトル $\vec{a} = (-1, -2)$, $\vec{b} = (3, -1)$, $\vec{c} = (6, x)$ が与えられています。$\vec{a} + \vec{b}$ が $\vec{c}$ と平行になるときの $x$ の値を求めます。

代数学ベクトル線形代数平行スカラー倍
2025/5/17

1. 問題の内容

ベクトル a=(1,2)\vec{a} = (-1, -2), b=(3,1)\vec{b} = (3, -1), c=(6,x)\vec{c} = (6, x) が与えられています。a+b\vec{a} + \vec{b}c\vec{c} と平行になるときの xx の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、a+b\vec{a} + \vec{b} を計算します。
\vec{a} + \vec{b} = (-1, -2) + (3, -1) = (2, -3)
次に、a+b\vec{a} + \vec{b}c\vec{c} と平行である条件を考えます。2つのベクトルが平行であるとは、一方が他方のスカラー倍で表せるということです。つまり、ある実数 kk が存在して、
\vec{a} + \vec{b} = k\vec{c}
が成り立つ必要があります。
a+b=(2,3)\vec{a} + \vec{b} = (2, -3)c=(6,x)\vec{c} = (6, x) なので、
(2, -3) = k(6, x) = (6k, kx)
よって、以下の連立方程式が得られます。
\begin{cases}
2 = 6k \\
-3 = kx
\end{cases}
最初の式から kk を求めます。
k = \frac{2}{6} = \frac{1}{3}
この kk の値を2番目の式に代入して xx を求めます。
-3 = \frac{1}{3}x
x = -3 \times 3 = -9

3. 最終的な答え

x=9x = -9

「代数学」の関連問題

関数 $y = f(x) = x^2 - (2a - 3)x - 2a - 2$ について、区間 $-2 \le x \le 3$ における最大値と最小値を、$a$ の値によって場合分けして求める問題...

二次関数最大値最小値場合分け平方完成
2025/5/17

$y$ は $x$ に反比例しており、$x=-2$ のとき $y=5$ である。このとき、$y$ を $x$ の式で表す問題を解く。

反比例比例定数関数
2025/5/17

与えられた式 $(x+2)(x+3)(x-2)(x-3)$ を展開して、最も簡単な形に整理する。

式の展開多項式因数分解
2025/5/17

$\frac{a-b}{2} + \frac{2a+b}{3}$ を計算し、できる限り簡略化してください。

分数式の計算文字式計算
2025/5/17

与えられた式 $(x+y)(x+y-z)$ を展開せよ。

式の展開多項式
2025/5/17

与えられた式 $(x+y+z)(x-y+z)(x+y-z)(x-y-z)$ を展開し、簡略化せよ。

多項式の展開因数分解式の簡略化
2025/5/17

関数 $y = f(x) = -2x^2 + (2a+5)x - a$ の区間 $-4 \le x \le 1$ における最大値と最小値を、$a$ の値によって場合分けして求める問題です。

二次関数最大値最小値場合分け平方完成
2025/5/17

カレンダーの中で十字形に囲まれた5つの数の和が、中央の数の5倍になることを文字を使って説明する問題です。

代数文字式証明カレンダー
2025/5/17

一の位の数が0でない2桁の自然数をAとします。Aの十の位の数と一の位の数を入れ替えてできる自然数をBとします。このとき、A - Bが9の倍数になることを文字を使って説明してください。

整数の性質2桁の自然数文字式倍数代数
2025/5/17

与えられた式を簡略化します。与えられた式は $n + (n+1) + (n+2) + (n+3) + (n+4)$ です。

式の簡略化一次式代数
2025/5/17