(1) 5人の理科の平均点を求める
理科の点数は、鈴木10点、田中40点、高橋30点、山本20点、伊藤50点です。
平均点は、これらの合計を人数で割って求められます。
平均点=(10+40+30+20+50)/5 (2) 5人の理科の標準偏差を求める
標準偏差は、データの散らばり具合を表す指標です。以下の手順で求めます。
* 各データの平均からの偏差を計算する。
* 各偏差の二乗を計算する。
* 二乗偏差の平均を計算する(分散)。
* 分散の平方根を計算する(標準偏差)。
平均点は(1)で計算した通り30点です。偏差は以下の通り。
鈴木: 10−30=−20 田中: 40−30=10 高橋: 30−30=0 山本: 20−30=−10 伊藤: 50−30=20 二乗偏差は以下の通り。
鈴木: (−20)2=400 田中: 102=100 山本: (−10)2=100 伊藤: 202=400 分散は、二乗偏差の平均なので
分散=(400+100+0+100+400)/5=1000/5=200 標準偏差は分散の平方根なので
標準偏差=200≈14.142 (3) 山本君の社会と理科の標準得点を求める
標準得点は、平均を50、標準偏差を10としたときの得点です。
標準得点は、以下の式で求められます。
標準得点=50+10×(得点−平均)/標準偏差 まず、社会の標準得点を求めます。
社会の平均点は (90+60+70+80+50)/5=350/5=70 点です。 社会の標準偏差は
偏差は以下の通り。
鈴木: 90−70=20 田中: 60−70=−10 高橋: 70−70=0 山本: 80−70=10 伊藤: 50−70=−20 二乗偏差は以下の通り。
鈴木: 202=400 田中: (−10)2=100 山本: 102=100 伊藤: (−20)2=400 分散は、二乗偏差の平均なので
分散=(400+100+0+100+400)/5=1000/5=200 社会の標準偏差は分散の平方根なので
標準偏差=200≈14.142 山本君の社会の点数は80点なので、標準得点は
標準得点=50+10×(80−70)/14.142≈50+10×10/14.142≈50+7.07≈57.07 次に、理科の標準得点を求めます。
理科の平均点は30点、標準偏差は200でした。 山本君の理科の点数は20点なので、標準得点は
標準得点=50+10×(20−30)/14.142≈50+10×(−10)/14.142≈50−7.07≈42.93