2次方程式が異なる2つの実数解を持つ条件、および2つの解がともに正である条件を考えます。
まず、f(x)=x2+kx−k+3 とおきます。 (1) 異なる2つの実数解を持つ条件
判別式 D>0 である必要があります。 D=k2−4(1)(−k+3)=k2+4k−12>0 (k+6)(k−2)>0 よって、k<−6 または k>2 (2) 2つの解がともに正である条件
解を α,β とすると、α>0,β>0 である必要があります。 解と係数の関係より、α+β=−k および αβ=−k+3 が成り立ちます。 α>0,β>0 より、 α+β>0 かつ αβ>0 が必要です。 −k>0 より、k<0 −k+3>0 より、k<3 (3) (1)と(2)の共通範囲を求める
(1) k<−6 または k>2 (2) k<0 かつ k<3 つまり k<0 したがって、k<−6 が共通範囲となります。