平行四辺形ABCDにおいて、$AE:EB = 2:1$, $BF:FC = 3:1$, 点Gは辺CDの中点である。線分DEとAF, AGとの交点をそれぞれH, Iとするとき、$EI:ID$を求めよ。

幾何学平行四辺形メネラウスの定理相似
2025/5/18

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、AE:EB=2:1AE:EB = 2:1, BF:FC=3:1BF:FC = 3:1, 点Gは辺CDの中点である。線分DEとAF, AGとの交点をそれぞれH, Iとするとき、EI:IDEI:IDを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、点Eを通り、辺BCに平行な直線を引き、線分AFとの交点をJとする。
AJECFE\triangle AJE \sim \triangle CFEであるから、AJ:CF=AE:ECAJ:CF = AE:ECとなる。
AE:EB=2:1AE:EB = 2:1より、AE:AB=2:3AE:AB = 2:3である。AB=CDAB=CDより、AE:CD=2:3AE:CD = 2:3
また、BF:FC=3:1BF:FC = 3:1より、FC=14BC=14ADFC = \frac{1}{4}BC = \frac{1}{4}ADである。
AJ:CF=AE:ECAJ:CF = AE:ECより、AJ:(14AD)=2:(32)=2:1AJ:(\frac{1}{4}AD) = 2:(3-2) = 2:1なので、AJ=12ADAJ = \frac{1}{2}ADとなる。
よって、JD=ADAJ=AD12AD=12ADJD = AD - AJ = AD - \frac{1}{2}AD = \frac{1}{2}ADとなり、AJ=JDAJ = JDとなる。
次に、ADIGEI\triangle ADI \sim \triangle GEIであるから、AI:GI=AD:GEAI:GI = AD:GEとなる。
GE=BC+CE=AD+CEGE = BC + CE = AD + CEとなる。
ADIGEI\triangle ADI \sim \triangle GEIより、DI:EI=AD:GEDI:EI = AD:GEとなる。
EI:IDEI:IDを求めるために、DEDEAFAFとの交点HHを考える。メネラウスの定理をAFD\triangle AFDと直線DEDEに適用すると、
AEEFFCCDDHHA=1\frac{AE}{EF} \cdot \frac{FC}{CD} \cdot \frac{DH}{HA} = 1
AEEB=21\frac{AE}{EB} = \frac{2}{1}
FCBF=13\frac{FC}{BF} = \frac{1}{3}
FCBC=14\frac{FC}{BC} = \frac{1}{4}
BC=ADBC = AD
CD=ABCD = AB
FCCD=14ADAB=14ABAB=14\frac{FC}{CD} = \frac{\frac{1}{4}AD}{AB} = \frac{\frac{1}{4}AB}{AB} = \frac{1}{4}
よって、21FCCD=2114=12\frac{2}{1} \cdot \frac{FC}{CD} = \frac{2}{1} \cdot \frac{1}{4} = \frac{1}{2}
DHHA=2\frac{DH}{HA} = 2
AH:HD=1:2AH:HD = 1:2
メネラウスの定理をCED\triangle CEDと直線AGAGに適用すると、
CGGDDIIEEAAC=1\frac{CG}{GD} \cdot \frac{DI}{IE} \cdot \frac{EA}{AC} = 1
CGGD=1\frac{CG}{GD} = 1
よって、DIIEEAAC=1\frac{DI}{IE} \cdot \frac{EA}{AC} = 1となり、DIIE=ACAE\frac{DI}{IE} = \frac{AC}{AE}となる。
AE:EB=2:1AE:EB = 2:1なので、AB:AE=3:2AB:AE = 3:2となる。
平行四辺形の対角線は互いに他を二等分するので、AC=2AOAC = 2AOとなる。
AEIDGI\triangle AEI \sim \triangle DGIとなるので、EI:ID=AE:DG=2:32=4:3EI:ID = AE:DG = 2: \frac{3}{2} = 4:3

3. 最終的な答え

EI:ID=4:3EI:ID = 4:3

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