関数 $y = -x^2 + 2ax - a^2 + 5$ が、区間 $-4 \le x \le 0$ において最小値をとるときの、$x$の値と最小値を、$a$の値の範囲に応じて求める問題です。
2025/3/23
1. 問題の内容
関数 が、区間 において最小値をとるときの、の値と最小値を、の値の範囲に応じて求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、与えられた関数を平方完成します。
これは、頂点が の上に凸な放物線です。
次に、区間 における最小値を考えます。
の値によって、軸 の位置が区間の外にあるか、中にあるかで場合分けが必要です。
i) のとき
区間 で、 が増加すると は減少します。したがって、 で最小値をとります。
このときの最小値は、 です。
ii) のとき
頂点 が区間内に存在するので、 または で最小値をとります。
とすると、なので、がから離れるほど小さくなります。
したがって、の場合、の場合を比較すると、に近いほうが大きく、から遠いほうが小さいので、
のとき で最小値
のとき で最小値
のとき でもでも同じ最小値をとります。
したがって、 で最小値をとるときは、となります。
のときの最小値は、です。
iii) のとき
区間 で、 が減少すると は減少します。したがって、 で最小値をとります。
このときの最小値は、 です。
4. -4 ≦ a ≦ 0 の場合に場合分けをさらに行う必要があります。
i) a < -4 のとき、x = 0 で最小値 -a^2 + 5
ii) -4 ≦ a ≦ 0 のとき
-4 ≦ a ≦ 0 において x = -4 で最小値 -a^2 - 8a - 11
3. 最終的な答え
i) のとき、 で最小値
ii) のとき、 で最小値