2つの関数 $f(x) = \log_2 x$ と $g(x) = |x^2 - 2x - 3| - |x^2 - x|$ が与えられている。合成関数 $h(x) = g(f(x))$ について、以下の問いに答える。 (1) $\frac{1}{16} \le x \le 4$ のとき、$f(x)$ の取りうる値の範囲を求める。 (2) $\frac{1}{16} \le x \le 4$ のとき、$h(x)$ の取りうる値の範囲を求める。 (3) 関数 $y = h(x) \ (\frac{1}{16} \le x \le 4)$ のグラフと直線 $y = 1$ の共有点の個数と、共有点の $x$ 座標をすべて求める。 (4) 定数 $a$ に対して、関数 $y = h(x) \ (\frac{1}{16} \le x \le 4)$ のグラフと直線 $y = a$ が共有点を持つとき、共有点の個数を $a$ の値によって場合分けして求める。
2025/3/23
## 回答
1. 問題の内容
2つの関数 と が与えられている。合成関数 について、以下の問いに答える。
(1) のとき、 の取りうる値の範囲を求める。
(2) のとき、 の取りうる値の範囲を求める。
(3) 関数 のグラフと直線 の共有点の個数と、共有点の 座標をすべて求める。
(4) 定数 に対して、関数 のグラフと直線 が共有点を持つとき、共有点の個数を の値によって場合分けして求める。
2. 解き方の手順
(1) は単調増加関数である。
であるから、
となる。
したがって、
(2) である。まず、 を簡単にする。
(1)より、であるから、
のとき、、、、 なので、
のとき、、、、 なので、
のとき、、、、 なので、
のとき、、、、 なので、
のとき、。 の範囲は なので、 の範囲は
のとき、。 とおくと、 で、 となる。
これは上に凸な放物線で、頂点は にある。頂点の値は 。ただし、この範囲ではない。 のとき 。 のとき 。したがって、
のとき、。 の範囲は なので、 の範囲は
のとき、。 とおくと、 で、 となる。これは上に凸な放物線で、頂点は にある。 のとき 。 のとき 。したがって、
の範囲は、。
(3) となる を求める。
のとき、 より、、。、
のとき、 より、、、。 なので、。、
のとき、 より、。これは範囲外。
のとき、 より、、、。 なので、。、
共有点の個数は3個。共有点のx座標は
(4) のグラフと直線 が共有点を持つとき、共有点の個数を の値によって場合分けする。
の取りうる値の範囲は であるから、 の範囲は である。
のとき、共有点の個数は 0 個
のとき、共有点の個数は 1 個
のとき、共有点の個数は 0 個
のとき、共有点の個数は 3 個 ((3)の結果)
のとき、共有点の個数は 2 個
のとき、共有点の個数は 2 個
のとき、共有点の個数は 2 個
のとき、共有点の個数は 2 個
のとき、共有点の個数は 0 個
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) 共有点の個数: 3個
共有点の 座標:
(4)
のとき、0個
のとき、1個
のとき、0個
のとき、3個
のとき、2個
のとき、2個
のとき、2個
のとき、2個
のとき、0個