$0^\circ \le \theta < 360^\circ$ を満たす $\theta$ と正の整数 $m$ に対して、関数 $f_m(\theta)$ が $f_m(\theta) = \sum_{k=0}^m \sin(\theta + 60^\circ \times k)$ と定義される。 (1) $f_5(\theta)$ を求めよ。 (2) $\theta$ が $0^\circ \le \theta < 360^\circ$ の範囲を動くとき、$f_4(\theta)$ の最大値を求めよ。 (3) $m$ がすべての正の整数を動き、$\theta$ が $0^\circ \le \theta < 360^\circ$ の範囲を動くとき、$f_m(\theta)$ の最大値を求めよ。
2025/6/15
1. 問題の内容
を満たす と正の整数 に対して、関数 が
と定義される。
(1) を求めよ。
(2) が の範囲を動くとき、 の最大値を求めよ。
(3) がすべての正の整数を動き、 が の範囲を動くとき、 の最大値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) を求める。
三角関数の和積の公式を利用して計算を簡単にする。
したがって、 である。
(2) の最大値を求める。
の最大値は となる時である。
であるから、 ではない。
よって、最大値は である。
(3) の最大値を求める。
の時、 は最大になる。
したがって最大値は である。
が動くとき、 の絶対値の最大値は である。
したがって、 の最大値は である。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)