与えられた式 $\frac{x+5}{x^2-2x-3} + \frac{1}{x^2+3x+2}$ を簡略化します。

代数学分数式因数分解式の簡略化
2025/5/18

1. 問題の内容

与えられた式 x+5x22x3+1x2+3x+2\frac{x+5}{x^2-2x-3} + \frac{1}{x^2+3x+2} を簡略化します。

2. 解き方の手順

まず、各分数の分母を因数分解します。
x22x3=(x3)(x+1)x^2 - 2x - 3 = (x-3)(x+1)
x2+3x+2=(x+1)(x+2)x^2 + 3x + 2 = (x+1)(x+2)
これにより、式は次のようになります。
x+5(x3)(x+1)+1(x+1)(x+2)\frac{x+5}{(x-3)(x+1)} + \frac{1}{(x+1)(x+2)}
次に、2つの分数を足し合わせるために、共通の分母を見つけます。共通の分母は(x3)(x+1)(x+2)(x-3)(x+1)(x+2)です。
各分数を共通の分母で書き換えます。
x+5(x3)(x+1)=(x+5)(x+2)(x3)(x+1)(x+2)\frac{x+5}{(x-3)(x+1)} = \frac{(x+5)(x+2)}{(x-3)(x+1)(x+2)}
1(x+1)(x+2)=x3(x3)(x+1)(x+2)\frac{1}{(x+1)(x+2)} = \frac{x-3}{(x-3)(x+1)(x+2)}
次に、分子を足し合わせます。
(x+5)(x+2)+(x3)(x3)(x+1)(x+2)=x2+7x+10+x3(x3)(x+1)(x+2)=x2+8x+7(x3)(x+1)(x+2)\frac{(x+5)(x+2) + (x-3)}{(x-3)(x+1)(x+2)} = \frac{x^2+7x+10 + x - 3}{(x-3)(x+1)(x+2)} = \frac{x^2+8x+7}{(x-3)(x+1)(x+2)}
分子を因数分解します。
x2+8x+7=(x+1)(x+7)x^2 + 8x + 7 = (x+1)(x+7)
式を簡略化します。
(x+1)(x+7)(x3)(x+1)(x+2)=x+7(x3)(x+2)\frac{(x+1)(x+7)}{(x-3)(x+1)(x+2)} = \frac{x+7}{(x-3)(x+2)}

3. 最終的な答え

x+7(x3)(x+2)\frac{x+7}{(x-3)(x+2)}
または、
x+7x2x6\frac{x+7}{x^2-x-6}

「代数学」の関連問題

与えられた複素数 $z$ に関する方程式を満たす点 $z$ 全体がどのような図形になるかを求める問題です。方程式は全部で4つあります。 (1) $|z-3| = 1$ (2) $|z+2i| = 2$...

複素数絶対値直線複素平面
2025/5/18

次の点を表す複素数を求める問題です。 (1) 2点 $A(-2+5i)$, $B(6-9i)$ を結ぶ線分 $AB$ の中点 (2) 2点 $A(1-i)$, $B(4+3i)$ を結ぶ線分 $AB$...

複素数複素平面線分中点内分点外分点重心
2025/5/18

$\frac{2}{3^n}n$ と $(\frac{2}{3})^n$ は何か違うか、という問題です。

指数分数比較不等式
2025/5/18

与えられた式 $2x^2 - 2xy - 4y^2 + x + 4y - 1$ を因数分解しなさい。

因数分解多項式
2025/5/18

与えられた式 $2ab + 2b - a - 1$ を因数分解する問題です。

因数分解式変形多項式
2025/5/18

第3項が18、第5項が162である等比数列 $\{a_n\}$ について、以下の問題を解きます。 (1) 一般項を求める。 (2) 第7項を求める。 (3) 各項が正のとき、初項から第5項までの和を求...

数列等比数列一般項公比
2025/5/18

与えられた式 $(x-7)y + 7 - x$ を因数分解します。

因数分解式変形共通因数
2025/5/18

2次関数 $y = 2x^2 + 3x + 1$ を、$x$軸方向に2、$y$軸方向に3だけ平行移動した放物線の方程式を求める。

二次関数平行移動放物線数式展開
2025/5/18

ベクトル $\vec{a} = (-7, 4)$ と $\vec{b} = (2, -3)$ が与えられている。実数 $t$ に対して、$\left| \vec{a} + t\vec{b} \righ...

ベクトル内積絶対値二次関数最小値
2025/5/18

初項が55、公差が-6の等差数列の初項から第 $n$ 項までの和を $S_n$ とするとき、$S_n$ の最大値を求める問題です。

等差数列数列の和最大値平方完成
2025/5/18