試験の点数が正規分布に従うと仮定し、与えられた情報から空欄を埋める問題です。具体的には、標準化係数、偏差値、特製偏差値の関係を用いて、特定の範囲に受験生が含まれる割合や上位何%に入るかを計算します。

確率論・統計学正規分布偏差値標準偏差割合
2025/5/18

1. 問題の内容

試験の点数が正規分布に従うと仮定し、与えられた情報から空欄を埋める問題です。具体的には、標準化係数、偏差値、特製偏差値の関係を用いて、特定の範囲に受験生が含まれる割合や上位何%に入るかを計算します。

2. 解き方の手順

まず、各空欄に対応する計算を行います。
* **16:** 偏差値の計算: 50+10×(1)=6050 + 10 \times (1) = 60.
* **17:** 標準偏差が-1から1の範囲に含まれる受験生の割合は、正規分布表から約68.27%です。
* **18:** 標準偏差が1以上の受験生は上位から何%に位置するかを計算します。正規分布表から、標準偏差1以上の領域の割合は、100%(100%68.27%)/268.27%=(100%68.27%)/2=31.73%/2=15.865%15.866%100\% - (100\% - 68.27\%) / 2 - 68.27\% = (100\% - 68.27\%) / 2 = 31.73\% / 2 = 15.865\% \approx 15.866\%
* **19:** 偏差値の計算: 50+10×(2)=7050 + 10 \times (2) = 70.
* **20:** 標準偏差が-2から2の範囲に含まれる受験生の割合は、正規分布表から約95.45%です。
* **21:** 標準偏差が2以上の受験生は上位から何%に位置するかを計算します。正規分布表から、標準偏差2以上の領域の割合は、100%(100%95.45%)/295.45%=(100%95.45%)/2=4.55%/2=2.275%2.275%100\% - (100\% - 95.45\%) / 2 - 95.45\% = (100\% - 95.45\%) / 2 = 4.55\% / 2 = 2.275\% \approx 2.275\%
* **22:** 偏差値の計算: 50+10×(3)=8050 + 10 \times (3) = 80.
* **23:** 特製偏差値の計算: 73+8×(3)=9773 + 8 \times (3) = 97.
* **24:** 標準偏差が-3から3の範囲に含まれる受験生の割合は、正規分布表から約99.73%です。
* **25:** 標準偏差が3以上の受験生は上位から何%に位置するかを計算します。正規分布表から、標準偏差3以上の領域の割合は、(100%99.73%)/2=0.27%/2=0.135%0.135%(100\% - 99.73\%) / 2 = 0.27\% / 2 = 0.135\% \approx 0.135\%

3. 最終的な答え

* 16: 60
* 17: 68.27
* 18: 15.866
* 19: 70
* 20: 95.45
* 21: 2.275
* 22: 80
* 23: 97
* 24: 99.73
* 25: 0.135

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