等差数列 $\{a_n\}$ において、第3項が11、第12項が47である。このとき、初項、公差、一般項、そして第20項を求めよ。

代数学等差数列数列の和
2025/5/18
## 問題 8

1. 問題の内容

等差数列 {an}\{a_n\} において、第3項が11、第12項が47である。このとき、初項、公差、一般項、そして第20項を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、等差数列の一般項を an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d とおく。ここで、aa は初項、dd は公差である。
問題文より、
a3=a+2d=11a_3 = a + 2d = 11
a12=a+11d=47a_{12} = a + 11d = 47
この2つの式から aadd を求める。
連立方程式を解くために、2番目の式から1番目の式を引くと、
(a+11d)(a+2d)=4711(a + 11d) - (a + 2d) = 47 - 11
9d=369d = 36
d=4d = 4
d=4d = 4 を最初の式に代入すると、
a+2(4)=11a + 2(4) = 11
a+8=11a + 8 = 11
a=3a = 3
したがって、初項は3、公差は4である。
一般項は an=a+(n1)d=3+(n1)4=3+4n4=4n1a_n = a + (n-1)d = 3 + (n-1)4 = 3 + 4n - 4 = 4n - 1
第20項は a20=4(20)1=801=79a_{20} = 4(20) - 1 = 80 - 1 = 79

3. 最終的な答え

初項:3
公差:4
一般項:an=4n1a_n = 4n - 1
第20項:79
## 問題 9

1. 問題の内容

初項が43、公差が-5の等差数列 {an}\{a_n\} において、初めて負となるのは第何項か。

2. 解き方の手順

等差数列の一般項は an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d で表される。ここで、a=43a = 43d=5d = -5 である。
an=43+(n1)(5)=435n+5=485na_n = 43 + (n-1)(-5) = 43 - 5n + 5 = 48 - 5n
初めて負になる項を求めるので、an<0a_n < 0 となる nn を求める。
485n<048 - 5n < 0
48<5n48 < 5n
n>485=9.6n > \frac{48}{5} = 9.6
nn は整数なので、n>9.6n > 9.6 を満たす最小の整数は10である。

3. 最終的な答え

第10項
## 問題 10

1. 問題の内容

以下の等差数列の和を求めよ。
(1) 初項7, 末項33, 項数14
(2) 初項-2, 公差5, 項数10

2. 解き方の手順

(1) 等差数列の和 SnS_nSn=n2(a1+an)S_n = \frac{n}{2}(a_1 + a_n) で表される。ここで、nn は項数、a1a_1 は初項、ana_n は末項である。
初項7, 末項33, 項数14なので、
S14=142(7+33)=7(40)=280S_{14} = \frac{14}{2}(7 + 33) = 7(40) = 280
(2) 等差数列の和 SnS_nSn=n2{2a+(n1)d}S_n = \frac{n}{2}\{2a + (n-1)d\} で表される。ここで、nn は項数、aa は初項、dd は公差である。
初項-2, 公差5, 項数10なので、
S10=102{2(2)+(101)5}=5(4+9(5))=5(4+45)=5(41)=205S_{10} = \frac{10}{2}\{2(-2) + (10-1)5\} = 5(-4 + 9(5)) = 5(-4 + 45) = 5(41) = 205

3. 最終的な答え

(1) 280
(2) 205
## 問題 11

1. 問題の内容

2桁の自然数のうち、3の倍数であるものの和を求めよ。

2. 解き方の手順

2桁の自然数のうち、最小の3の倍数は12、最大の3の倍数は99である。
3の倍数の数列は、12, 15, 18, ..., 99 となる。
これは初項12、公差3の等差数列である。
項数を nn とすると、 99=12+(n1)399 = 12 + (n-1)3
99=12+3n399 = 12 + 3n - 3
99=9+3n99 = 9 + 3n
90=3n90 = 3n
n=30n = 30
等差数列の和は Sn=n2(a1+an)S_n = \frac{n}{2}(a_1 + a_n) で表される。
S30=302(12+99)=15(111)=1665S_{30} = \frac{30}{2}(12 + 99) = 15(111) = 1665

3. 最終的な答え

1665
## 問題 12

1. 問題の内容

以下の和を求めよ。
(1) 1+2+3+...+40
(2) 1+2+3+...+100

2. 解き方の手順

(1) これは初項1、末項40、項数40の等差数列の和である。
S40=402(1+40)=20(41)=820S_{40} = \frac{40}{2}(1 + 40) = 20(41) = 820
(2) これは初項1、末項100、項数100の等差数列の和である。
S100=1002(1+100)=50(101)=5050S_{100} = \frac{100}{2}(1 + 100) = 50(101) = 5050

3. 最終的な答え

(1) 820
(2) 5050
## 問題 13

1. 問題の内容

以下の等差数列の初項から第n項までの和 SnS_n を求めよ。
(1) 2, 5, 8, 11,..., 3n-1
(2) 10, 7, 4, 1,...

2. 解き方の手順

(1) 初項は2、公差は3である。末項は 3n13n - 1 である。
Sn=n2(a1+an)=n2(2+3n1)=n2(3n+1)=3n2+n2S_n = \frac{n}{2}(a_1 + a_n) = \frac{n}{2}(2 + 3n - 1) = \frac{n}{2}(3n + 1) = \frac{3n^2 + n}{2}
(2) 初項は10、公差は-3である。
Sn=n2{2a+(n1)d}=n2{2(10)+(n1)(3)}=n2(203n+3)=n2(233n)=23n3n22S_n = \frac{n}{2}\{2a + (n-1)d\} = \frac{n}{2}\{2(10) + (n-1)(-3)\} = \frac{n}{2}(20 - 3n + 3) = \frac{n}{2}(23 - 3n) = \frac{23n - 3n^2}{2}

3. 最終的な答え

(1) Sn=3n2+n2S_n = \frac{3n^2 + n}{2}
(2) Sn=23n3n22S_n = \frac{23n - 3n^2}{2}

「代数学」の関連問題

与えられた不等式 $2^{x+1} \geq 512$ を解き、$x$ の範囲を求める問題です。

指数不等式指数不等式対数
2025/5/18

次の不等式を解く問題です。 $(0.3)^x > 0.09$

指数不等式不等式
2025/5/18

$x=2$、$y=-\frac{1}{4}$のとき、$(x+y)(x-9y)-(x+3y)(x-3y)$の値を求めよ。

式の計算代入展開多項式
2025/5/18

与えられた式 $(a+b-c-d)(a-b-c+d)$ を展開し、簡単にしてください。

展開式変形多項式
2025/5/18

数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $n$ 項までの和を $S_n$ とします。等差数列 $\{b_n\}$ は、第3項が5であり、初項から第10項までの和が100です。さらに、$S_n = b_...

数列等差数列和の公式シグマ
2025/5/18

問題3:長方形の土地の中に、縦横に同じ幅の道路を通して4つの区画を作り、それぞれの区画の面積が63m²になったとき、道路の幅を求める問題です。土地の縦の長さは16m、横の長さは20mです。 問題4:縦...

二次方程式面積組み合わせ
2025/5/18

与えられた4つの式をそれぞれ簡単にせよ。 (1) $(\sqrt{3} - \sqrt{2} + 1)^3 (\sqrt{3} + \sqrt{2} - 1)^3$ (2) $\frac{1}{1 +...

式の計算平方根有理化絶対値
2025/5/18

与えられた式を計算し、簡略化します。問題の式は次の通りです。 $\frac{1}{1 + \frac{4x^2}{(1-x^2)^2}} \times \frac{1+x^2}{(1-x^2)^2}$

式の計算分数式因数分解約分式変形
2025/5/18

以下の4つの式を因数分解してください。 (1) $x^2 z - 2xyz - 3y^2 z - 2x^2 + 4xy + 6y^2$ (2) $2x^2 + 3xy + y^2 + 3x + y -...

因数分解多項式
2025/5/18

$\frac{2}{3} < x < \frac{3}{4}$ のとき、$\sqrt{9x^2 - 12x + 4} + \sqrt{x^2 + 4x + 4} - \sqrt{16x^2 - 24x...

絶対値因数分解不等式式の計算
2025/5/18