関数 $f(\theta) = \cos 2\theta + 2\sin\theta + 2$ (ただし、$0 \le \theta \le \frac{5}{6}\pi$) について、以下の問いに答える問題です。 (1) $t = \sin\theta$ とおいて、$f(\theta)$ を $t$ の式で表し、$t$ の値の取りうる範囲を求め、それに応じて $f(\theta)$ の最大値と最小値を求める。 (2) $0 \le \theta \le \frac{5}{6}\pi$ の範囲において、$t = \sin\theta$ を満たす $\theta$ の個数を、$t$ の値によって分類し、それを利用して方程式 $f(\theta) = k$ を満たす $\theta$ の個数を、$k$ の値によって分類する。
2025/5/18
1. 問題の内容
関数 (ただし、) について、以下の問いに答える問題です。
(1) とおいて、 を の式で表し、 の値の取りうる範囲を求め、それに応じて の最大値と最小値を求める。
(2) の範囲において、 を満たす の個数を、 の値によって分類し、それを利用して方程式 を満たす の個数を、 の値によって分類する。
2. 解き方の手順
(1)
まず、 を で表す。 であるから、
よって、
次に、 の取りうる範囲を求める。 より、 である。 のとき であり、 のとき である。また、 のとき、 である。
したがって、
のとき最大値 をとる。 より、。
のとき最小値 をとる。 より、。
のとき をとる。 より、。
よって、 のとき最大値 、 のとき最小値 をとる。
(2)
において、 を満たす の個数について。
のとき 1個。
のとき 2個。
のとき 1個。
より、
であり、 の個数が の個数に影響する。
のとき、2個
または のとき、1個
または のとき、0個
3. 最終的な答え
(1)
のとき最大値
のとき最小値
(2)
のとき 1個
のとき 2個
のとき 1個
のとき 2個
または のとき 1個
または のとき 0個