複素数平面上に原点と異なる3点 $z_1$, $z_2$, $z_3$ があり、以下の条件を満たしている。 (A) $\arg z_1 = \arg z_2 + \frac{2}{3}\pi$ (B) $z_3$ は2点 $z_1$, $z_2$ を通る直線に関して原点と反対側にある (C) $\triangle z_1 z_2 z_3$ は正三角形 このとき、$\alpha = \cos \frac{\pi}{3} + i \sin \frac{\pi}{3}$ とするとき、以下の問いに答えよ。 (1) $\alpha z_1 = pz_1 + qz_2$, $\alpha z_2 = rz_1 + sz_2$ となる実数 $p, q, r, s$ をそれぞれ $|z_1|, |z_2|$ を用いて表せ。 (2) $z_3 = az_1 + bz_2$ となる実数 $a, b$ をそれぞれ $|z_1|, |z_2|$ を用いて表せ。
2025/5/18
1. 問題の内容
複素数平面上に原点と異なる3点 , , があり、以下の条件を満たしている。
(A)
(B) は2点 , を通る直線に関して原点と反対側にある
(C) は正三角形
このとき、 とするとき、以下の問いに答えよ。
(1) , となる実数 をそれぞれ を用いて表せ。
(2) となる実数 をそれぞれ を用いて表せ。
2. 解き方の手順
(1)
である。
条件(A)より、 であるから、 とすれば、 と表せる。
である。
よって、 となる。
より、
実部と虚部を比較して、
より、
実部と虚部を比較して、
(2)
は と を結ぶ直線に関して原点と反対側にある。また、 は正三角形であるから、 は を中心に を 回転させた点、または を中心に を 回転させた点である。
すなわち、 または
となる実数 を求める。条件(B)より, と表せる。
3. 最終的な答え
(1)
(2) 解答不能
条件 (B) が不明確であり、一意に解が定まらない。 が を通る直線上にあり、原点に関して反対側にあるという条件だけでは、 の位置は定まらない。さらに、 となる実数が存在するかも不明である。
問題文の条件を全て満たす具体的なが見つからないため、解答不能。