与えられた無限級数の和を求める問題です。 $ \sum_{n=1}^{\infty} (\frac{1}{4^n} + \frac{2}{3^n}) $

解析学無限級数等比級数収束
2025/5/18

1. 問題の内容

与えられた無限級数の和を求める問題です。
n=1(14n+23n) \sum_{n=1}^{\infty} (\frac{1}{4^n} + \frac{2}{3^n})

2. 解き方の手順

この無限級数は、2つの等比級数の和として表すことができます。
n=1(14n+23n)=n=114n+n=123n \sum_{n=1}^{\infty} (\frac{1}{4^n} + \frac{2}{3^n}) = \sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{4^n} + \sum_{n=1}^{\infty} \frac{2}{3^n}
それぞれの等比級数の和を求めます。
一つ目の等比級数:n=114n=n=1(14)n \sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{4^n} = \sum_{n=1}^{\infty} (\frac{1}{4})^n は、初項 a=14a = \frac{1}{4}、公比 r=14r = \frac{1}{4} の等比級数です。 r<1|r| < 1 なので収束し、その和は a1r\frac{a}{1-r} で計算できます。
n=1(14)n=14114=1434=13 \sum_{n=1}^{\infty} (\frac{1}{4})^n = \frac{\frac{1}{4}}{1 - \frac{1}{4}} = \frac{\frac{1}{4}}{\frac{3}{4}} = \frac{1}{3}
二つ目の等比級数:n=123n=2n=1(13)n \sum_{n=1}^{\infty} \frac{2}{3^n} = 2\sum_{n=1}^{\infty} (\frac{1}{3})^n は、初項 a=13a = \frac{1}{3}、公比 r=13r = \frac{1}{3} の等比級数の2倍です。 r<1|r| < 1 なので収束し、その和は a1r\frac{a}{1-r} で計算できます。
2n=1(13)n=2×13113=2×1323=2×12=1 2\sum_{n=1}^{\infty} (\frac{1}{3})^n = 2 \times \frac{\frac{1}{3}}{1 - \frac{1}{3}} = 2 \times \frac{\frac{1}{3}}{\frac{2}{3}} = 2 \times \frac{1}{2} = 1
したがって、与えられた無限級数の和は、それぞれの等比級数の和の合計になります。
n=1(14n+23n)=13+1=43 \sum_{n=1}^{\infty} (\frac{1}{4^n} + \frac{2}{3^n}) = \frac{1}{3} + 1 = \frac{4}{3}

3. 最終的な答え

4/3

「解析学」の関連問題

与えられた関数の増減、極値、グラフの凹凸、変曲点を調べて、グラフの概形をかく問題です。 (1) $y = \frac{1}{x^2 + 1}$ (2) $y = x + \sin 2x \quad (...

関数の増減極値グラフの凹凸変曲点グラフの概形
2025/5/19

$\frac{\pi}{2} < \alpha < \pi$ かつ $\sin \alpha = \frac{3}{5}$ のとき、以下の値を求めます。 (1) $\cos 2\alpha$ (2) ...

三角関数加法定理倍角の公式半角の公式
2025/5/19

以下の2つの極限を求める問題です。 (1) $\lim_{x \to 1+0} \frac{1}{x-1}$ (2) $\lim_{x \to 1-0} \frac{1}{x-1}$

極限関数の極限片側極限無限大
2025/5/19

## 問題の内容

極限絶対値片側極限
2025/5/19

関数 $f(x) = x^3 - 6x^2 + 9x + 1$ について、以下の問いに答えます。 (1) $f(x)$ の増減を調べ、極値を求めます。 (2) 定数 $k$ について、方程式 $f(x...

関数の増減極値微分実数解の個数
2025/5/19

関数 $f(x) = xe^{-x}$ について、次の問いに答える問題です。 (1) $f'(x)$ と $f''(x)$ を求める。 (2) 増減表を描く。 (3) $f(x) = xe^{-x}$...

微分関数の増減グラフ指数関数
2025/5/19

与えられた関数 $y = x^3 - 6x^2$ について、増減、極値、凹凸を調べ、グラフを描く。

微分増減極値凹凸グラフ三次関数
2025/5/19

与えられた極限値が特定の条件を満たすように、定数 $a$ と $b$ の値を定める問題です。 (1) $\lim_{x \to 2} \frac{a\sqrt{x} + b}{x - 2} = -1$...

極限ルート有理化不定形
2025/5/19

関数 $f(x) = e^x + 1$ の逆関数 $f^{-1}(x)$ を求め、 $y = f^{-1}(x)$ のグラフの概形を描く問題です。

逆関数指数関数対数関数グラフ
2025/5/19

関数 $\sqrt{1-x^2}$ を、3つの関数 $f$, $g$, $h$ の合成 $h \circ g \circ f$ に分解せよ。

関数の合成関数平方根
2025/5/19