関数 $f(x) = e^x + 1$ の逆関数 $f^{-1}(x)$ を求め、 $y = f^{-1}(x)$ のグラフの概形を描く問題です。

解析学逆関数指数関数対数関数グラフ
2025/5/19

1. 問題の内容

関数 f(x)=ex+1f(x) = e^x + 1 の逆関数 f1(x)f^{-1}(x) を求め、 y=f1(x)y = f^{-1}(x) のグラフの概形を描く問題です。

2. 解き方の手順

1. $y = f(x)$ とおきます。つまり、 $y = e^x + 1$ です。

2. $x$ について解きます。

y=ex+1y = e^x + 1 より
y1=exy - 1 = e^x
両辺の自然対数を取ると、
ln(y1)=x\ln(y - 1) = x

3. $x$ と $y$ を入れ替えて、逆関数 $f^{-1}(x)$ を求めます。

y=ln(x1)y = \ln(x - 1)
したがって、f1(x)=ln(x1)f^{-1}(x) = \ln(x - 1) となります。

4. $y = f^{-1}(x) = \ln(x - 1)$ のグラフの概形を描きます。

lnx\ln x のグラフを xx 軸方向に 11 だけ平行移動したグラフになります。
定義域は x>1x > 1 です。
漸近線は x=1x = 1 です。
xx 切片は x=2x = 2 です。
グラフは単調増加です。

3. 最終的な答え

逆関数: f1(x)=ln(x1)f^{-1}(x) = \ln(x - 1)
グラフの概形:
- 定義域は x>1x > 1
- 漸近線は x=1x = 1
- xx 切片は x=2x = 2
- グラフは単調増加。

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