この和を計算するために、部分分数分解を利用します。
k(k+1)1 を次のように分解できます。 k(k+1)1=kA+k+1B 両辺に k(k+1) を掛けると、 1=A(k+1)+Bk 1=(A+B)k+A この式が任意の k に対して成り立つためには、次の連立方程式を満たす必要があります。 したがって、A=1 であり、B=−1 となります。 よって、
k(k+1)1=k1−k+11 となります。
この結果を用いて、与えられた和を書き換えると、
∑k=1100k(k+1)1=∑k=1100(k1−k+11) =(11−21)+(21−31)+(31−41)+⋯+(991−1001)+(1001−1011) これは望遠鏡和(telescoping sum)であり、多くの項が打ち消し合って、最初の項と最後の項だけが残ります。
したがって、
∑k=1100k(k+1)1=1−1011 =101101−1011 =101100