大小中の3つのサイコロを投げたとき、以下の確率を求めます。 (1) 出る目がすべて異なる確率 (2) 大、中、小の順に出る目が小さくなる確率

確率論・統計学確率サイコロ組み合わせ
2025/5/18

1. 問題の内容

大小中の3つのサイコロを投げたとき、以下の確率を求めます。
(1) 出る目がすべて異なる確率
(2) 大、中、小の順に出る目が小さくなる確率

2. 解き方の手順

(1) 全事象は、63=2166^3 = 216通りです。
3つのサイコロの目がすべて異なる場合の数は、まず大のサイコロの目が6通り、中のサイコロの目が大のサイコロの目以外の5通り、小のサイコロの目が大と中のサイコロの目以外の4通りとなるので、6×5×4=1206 \times 5 \times 4 = 120通りです。
よって、確率は、
120216=59\frac{120}{216} = \frac{5}{9}
(2) 大、中、小の順に出る目が小さくなるのは、3つのサイコロの目がすべて異なる場合です。
3つのサイコロの目をそれぞれa, b, cとすると、a>b>ca > b > cとなる組み合わせの数を求めます。
3つのサイコロの目の組み合わせは、1から6までの6個の数字から3個を選ぶ組み合わせの数と一致します。
組み合わせの数は、
6C3=6×5×43×2×1=20{}_6 C_3 = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
よって、確率は、
20216=554\frac{20}{216} = \frac{5}{54}

3. 最終的な答え

(1) 59\frac{5}{9}
(2) 554\frac{5}{54}

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