赤玉4個と白玉2個が入った袋から、3個の玉を同時に取り出すとき、白玉が1個だけ出る確率を求めます。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数玉の取り出しくじ
2025/5/18
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0. 赤玉と白玉の問題

1. 問題の内容

赤玉4個と白玉2個が入った袋から、3個の玉を同時に取り出すとき、白玉が1個だけ出る確率を求めます。

2. 解き方の手順

まず、3個の玉の取り出し方の総数を計算します。これは、6個の玉から3個を選ぶ組み合わせなので、
6C3_{6}C_{3} で表されます。
次に、白玉が1個、赤玉が2個となる取り出し方の数を計算します。
白玉1個の選び方は 2C1_{2}C_{1} 通り、赤玉2個の選び方は 4C2_{4}C_{2} 通りです。
したがって、白玉1個と赤玉2個を選ぶ組み合わせは、2C1×4C2_{2}C_{1} \times _{4}C_{2} 通りです。
求める確率は、白玉1個と赤玉2個を取り出す場合の数を取り出し方の総数で割ったものです。
計算します。
- 全体の取り出し方:
6C3=6!3!(63)!=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_{6}C_{3} = \frac{6!}{3!(6-3)!} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
- 白玉1個、赤玉2個の取り出し方:
2C1=2!1!(21)!=21=2_{2}C_{1} = \frac{2!}{1!(2-1)!} = \frac{2}{1} = 2
4C2=4!2!(42)!=4!2!2!=4×32×1=6_{4}C_{2} = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
したがって、白玉1個、赤玉2個の取り出し方は 2×6=122 \times 6 = 12 通り
- 確率:
求める確率は 1220=35\frac{12}{20} = \frac{3}{5}

3. 最終的な答え

35\frac{3}{5}
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1. くじの問題

1. 問題の内容

10本のくじがあり、そのうち4本が当たりくじである。このくじから3本を同時に引くとき、当たりくじが2本だけ当たる確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、3本のくじの引き方の総数を計算します。これは、10本から3本を選ぶ組み合わせなので、10C3_{10}C_{3} で表されます。
次に、当たりくじが2本、はずれくじが1本となる引き方を計算します。
当たりくじ2本の選び方は 4C2_{4}C_{2} 通り、はずれくじ1本の選び方は 6C1_{6}C_{1} 通りです。
したがって、当たりくじ2本とはずれくじ1本を選ぶ組み合わせは、4C2×6C1_{4}C_{2} \times _{6}C_{1} 通りです。
求める確率は、当たりくじ2本とはずれくじ1本を引く場合の数を引き方の総数で割ったものです。
計算します。
- 全体の引き方:
10C3=10!3!(103)!=10!3!7!=10×9×83×2×1=10×3×4=120_{10}C_{3} = \frac{10!}{3!(10-3)!} = \frac{10!}{3!7!} = \frac{10 \times 9 \times 8}{3 \times 2 \times 1} = 10 \times 3 \times 4 = 120
- 当たりくじ2本、はずれくじ1本の引き方:
4C2=4!2!(42)!=4!2!2!=4×32×1=6_{4}C_{2} = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
6C1=6!1!(61)!=61=6_{6}C_{1} = \frac{6!}{1!(6-1)!} = \frac{6}{1} = 6
したがって、当たりくじ2本、はずれくじ1本の引き方は 6×6=366 \times 6 = 36 通り
- 確率:
求める確率は 36120=310\frac{36}{120} = \frac{3}{10}

3. 最終的な答え

310\frac{3}{10}

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