8つの文字A, B, C, D, E, F, G, Hをランダムに横一列に並べる。以下の条件を満たす確率を求める。 (1) AとBが両端にある (2) AはBより左、BはCより左にある。

確率論・統計学確率順列組み合わせ排反事象
2025/5/18
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2. の問題

1. 問題の内容

8つの文字A, B, C, D, E, F, G, Hをランダムに横一列に並べる。以下の条件を満たす確率を求める。
(1) AとBが両端にある
(2) AはBより左、BはCより左にある。

2. 解き方の手順

(1) AとBが両端にある場合
まず、AとBを両端に固定する方法は2通り (A---B, B---A) 。
残りの6文字を並べる方法は 6!6! 通り。
よって、条件を満たす並べ方は 2×6!2 \times 6! 通り。
8文字を並べる全体の並べ方は 8!8! 通り。
したがって、求める確率は 2×6!8!=28×7=128\frac{2 \times 6!}{8!} = \frac{2}{8 \times 7} = \frac{1}{28}
(2) AはBより左で、BはCより左にある場合
A, B, Cの順番が固定されているので、A, B, Cを同じ文字X, X, Xとみなして考える。
X, X, X, D, E, F, G, Hの8文字を並べる並べ方は 8!/3!8!/3! 通り。
A, B, Cの順番は一意に定まるので、これが条件を満たす並べ方の数。
8文字を並べる全体の並べ方は 8!8! 通り。
したがって、求める確率は 8!/3!8!=13!=16\frac{8!/3!}{8!} = \frac{1}{3!} = \frac{1}{6}

3. 最終的な答え

(1) 128\frac{1}{28}
(2) 16\frac{1}{6}
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3. の問題

1. 問題の内容

1から10までの10枚の番号札から1枚引くとき、次の事象のうち互いに排反であるものを全て答える。
事象A: 偶数の札が出る
事象B: 奇数の札が出る
事象C: 6の約数の札が出る
事象D: 7の札が出る

2. 解き方の手順

事象A: {2, 4, 6, 8, 10}
事象B: {1, 3, 5, 7, 9}
事象C: {1, 2, 3, 6}
事象D: {7}
互いに排反な事象の組み合わせは、共通の要素を持たない2つの事象である。
AとB: 共通要素がないので、排反。
AとC: {2, 6} という共通要素があるので、排反ではない。
AとD: 共通要素がないので、排反。
BとC: {1, 3} という共通要素があるので、排反ではない。
BとD: {7} という共通要素があるので、排反ではない。
CとD: 共通要素がないので、排反。

3. 最終的な答え

AとB, AとD, CとD

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