連立不等式 $x - 2a \geq -3$ ... (1) $|x + a - 2| < 6$ ... (2) について、先生、太郎さん、花子さんが会話を通して問題を解いていく形式の問題です。空欄を埋める形式で、不等号の選択、数の計算、集合の関係の考察を行います。

代数学連立不等式絶対値不等式集合
2025/5/18

1. 問題の内容

連立不等式
x2a3x - 2a \geq -3 ... (1)
x+a2<6|x + a - 2| < 6 ... (2)
について、先生、太郎さん、花子さんが会話を通して問題を解いていく形式の問題です。空欄を埋める形式で、不等号の選択、数の計算、集合の関係の考察を行います。

2. 解き方の手順

(1) a = 0 のとき、不等式(2)は x2<6|x-2| < 6 となります。
これは 6<x2<6-6 < x - 2 < 6 と同値なので、各辺に2を足して 4<x<8-4 < x < 8 となります。
したがって、オカ = -4, キ = 8 です。
x = 1が不等式(1)を満たさないとき、12a<31 - 2a < -3
2a<4-2a < -4
a>2a > 2。したがって、クは > (0)
不等式(1)をxについて解くと、x2a3x \geq 2a-3
x = 1が不等式(1)を満たさないとき、1<2a31 < 2a-3
4<2a4 < 2a
a>2a > 2
したがって、ケは < (1)。
どちらの場合も a>2a > 2
したがって、コは > (0)、サは 2 です。
(2) 不等式(2)を変形すると、6<x+a2<6-6 < x + a - 2 < 6
各辺に2-aを足して、6+2a<x<6+2a-6 + 2 - a < x < 6 + 2 - a
すなわち、a4<x<a+8-a - 4 < x < -a + 8
したがって、シ = 4, セ = - , ソ = 8。
不等式(2)の解と、連立不等式(1), (2)の解が一致するとき、A = B (0) が成り立つ。
このとき、ABA \subset B (4)という関係が成り立つ。
(3) ス:不等式(2)の解 a4<x<a+8-a-4 < x < -a+8 と、不等式(1)の解 x2a3x \geq 2a-3 が一致するとき、 A=BA = B であるから、\subset(4)を選ぶ。
セ:上記より -
チ:上記より \subset (4)
ツ:連立不等式(1),(2)の解が一致するとき、A=BA = B が成り立つ。不等式(1)の解は x2a3x \geq 2a - 3 であり、不等式(2)の解は a4<x<a+8-a-4 < x < -a+8 である。したがって、2a-3 = -a-4 かつ -a+8 は存在しない。
2a3=a42a - 3 = -a - 4 を解くと、
3a=13a = -1
a=1/3a = -1/3
また、a+8-a+8a4<x<a+8-a-4 < x < -a+8 の右側の範囲を表すことを考えると、A=BA = B になるのは 2a3=a42a-3 = -a-4 のときなので、A=BA=B (0) を選ぶ。
a=1/3a = -1/3 を前提として、
2a3=1/323=2/39/3=11/32a-3=-1/3*2-3=-2/3-9/3=-11/3
a4=(1/3)4=1/312/3=11/3-a-4=-(-1/3)-4=1/3-12/3=-11/3
a+8=(1/3)+8=1/3+24/3=25/3-a+8=-(-1/3)+8=1/3+24/3=25/3
したがって、テト = -11/3、ナ = 25/3

3. 最終的な答え

(1) オカ = -4, キ = 8
ク = 0 (>)
ケ = 1 (<)
コ = 0 (>)
サ = 2
(2) ス = 4 (つ)
セ = -
シ = 4
ソ = 8
タ = 0 (A=B)
チ = 4 (\subset)
(3) ツ = 4 (\subset)
テト = -11/3
ナ = 25/3

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