200人の学生が問題AとBを解いた。Aを正解した学生は全体の6割、Bを正解した学生はAを正解した学生よりも15人多い。A, Bともに不正解だった学生は、A, Bともに正解した学生の $1/4$ より2人多い。A, Bともに正解した学生の人数をクロス集計表を用いて求めよ。

確率論・統計学クロス集計表集合割合方程式
2025/5/19

1. 問題の内容

200人の学生が問題AとBを解いた。Aを正解した学生は全体の6割、Bを正解した学生はAを正解した学生よりも15人多い。A, Bともに不正解だった学生は、A, Bともに正解した学生の 1/41/4 より2人多い。A, Bともに正解した学生の人数をクロス集計表を用いて求めよ。

2. 解き方の手順

まず、Aを正解した学生の人数を計算する。
200×0.6=120200 \times 0.6 = 120
次に、Bを正解した学生の人数を計算する。
120+15=135120 + 15 = 135
A, Bともに正解した学生の人数を xx とおく。すると、A, Bともに不正解だった学生の人数は、14x+2\frac{1}{4}x + 2 となる。
Aを正解し、Bを不正解だった学生の人数は 120x120 - x となる。
Aを不正解、Bを正解だった学生の人数は 135x135 - x となる。
全ての学生の合計は200人なので、以下の式が成り立つ。
x+(120x)+(135x)+(14x+2)=200x + (120 - x) + (135 - x) + (\frac{1}{4}x + 2) = 200
x+120x+135x+14x+2=200x + 120 - x + 135 - x + \frac{1}{4}x + 2 = 200
25734x=200257 - \frac{3}{4}x = 200
34x=57\frac{3}{4}x = 57
x=43×57=4×19=76x = \frac{4}{3} \times 57 = 4 \times 19 = 76

3. 最終的な答え

A, Bともに正解した学生は76人。

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