与えられた問題は、場合の数と確率に関する6つの小問から構成されています。 (1) 6人の生徒を1列に並べる場合の数を求めます。 (2) 6人の生徒を3人、2人、1人の3組に分ける場合の数を求めます。 (3) 6人の生徒から委員長、副委員長、書記を1人ずつ選出する方法の数を求めます。 (4) 大小2個のサイコロを同時に投げたとき、出た目の積が12となる確率を求めます。 (5) 5本のくじの中に2本の当たりくじがあるとき、2本のくじを同時に引いて1本が当たり、もう1本が外れる確率を求めます。 (6) 10本のくじの中に3本の当たりくじがあるとき、3本のくじを同時に引いて3本とも当たる確率を求めます。

確率論・統計学場合の数確率順列組合せサイコロくじ
2025/3/23

1. 問題の内容

与えられた問題は、場合の数と確率に関する6つの小問から構成されています。
(1) 6人の生徒を1列に並べる場合の数を求めます。
(2) 6人の生徒を3人、2人、1人の3組に分ける場合の数を求めます。
(3) 6人の生徒から委員長、副委員長、書記を1人ずつ選出する方法の数を求めます。
(4) 大小2個のサイコロを同時に投げたとき、出た目の積が12となる確率を求めます。
(5) 5本のくじの中に2本の当たりくじがあるとき、2本のくじを同時に引いて1本が当たり、もう1本が外れる確率を求めます。
(6) 10本のくじの中に3本の当たりくじがあるとき、3本のくじを同時に引いて3本とも当たる確率を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 6人の生徒を1列に並べる場合の数は、6の階乗で計算されます。
6!=6×5×4×3×2×1=7206! = 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 720
(2) 6人の生徒を3人、2人、1人の3組に分ける場合の数は、組み合わせの考え方を使います。
まず、6人から3人を選ぶ場合の数は 6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_6C_3 = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20通りです。
次に、残りの3人から2人を選ぶ場合の数は 3C2=3!2!1!=3×22×1=3_3C_2 = \frac{3!}{2!1!} = \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 3通りです。
最後に、残りの1人は1通りです。
したがって、6人の生徒を3人、2人、1人の3組に分ける場合の数は 20×3×1=6020 \times 3 \times 1 = 60通りです。
(3) 6人の生徒から委員長、副委員長、書記を1人ずつ選出する方法の数は、順列の考え方を使います。
委員長の選び方は6通り、副委員長の選び方は残りの5通り、書記の選び方は残りの4通りです。
したがって、6×5×4=1206 \times 5 \times 4 = 120通りです。
(4) 大小2個のサイコロを同時に投げたとき、出た目の積が12となるのは、(2, 6), (3, 4), (4, 3), (6, 2) の4通りです。
サイコロの目の出方は全部で 6×6=366 \times 6 = 36通りなので、確率は 436=19\frac{4}{36} = \frac{1}{9}です。
(5) 5本のくじの中に2本の当たりくじがあるとき、2本のくじを同時に引いて1本が当たり、もう1本が外れる確率は、
2C1×3C15C2=2×35×42×1=610=35\frac{_2C_1 \times _3C_1}{_5C_2} = \frac{2 \times 3}{\frac{5 \times 4}{2 \times 1}} = \frac{6}{10} = \frac{3}{5}です。
(6) 10本のくじの中に3本の当たりくじがあるとき、3本のくじを同時に引いて3本とも当たる確率は、
3C310C3=110×9×83×2×1=1120\frac{_3C_3}{_{10}C_3} = \frac{1}{\frac{10 \times 9 \times 8}{3 \times 2 \times 1}} = \frac{1}{120}です。

3. 最終的な答え

(1) 720
(2) 60
(3) 120
(4) 19\frac{1}{9}
(5) 35\frac{3}{5}
(6) 1120\frac{1}{120}

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