まず、変数を定義する。
与えられた条件から、以下の式を立てる。
* 式1: x+y=21 * 式2: 6x>n+36 (6人掛けの長椅子だけで6人ずつ座ると、36人以上座れない) * 式3: 5x+4y>n+12 (6人掛けの長椅子に5人ずつ、4人掛けの長椅子に4人ずつ座ると、12人以上座れない) * 式4: 6x+4y=n (6人掛けの長椅子に6人ずつ、4人掛けの長椅子に4人ずつ座ると、全員座れて、席の余りもない) 式1より、y=21−x。これを式4に代入すると、 6x+4(21−x)=n 6x+84−4x=n 2x+84=n これを式2に代入すると、
6x>2x+84+36 これはありえない。x は21より小さい必要があるため、式2の不等号の向きが逆である可能性がある。 正しくは、6x+36<n (6人掛けの長椅子だけで6人ずつ座ると、36人「未満」が座れない)となると仮定する。 6x+36<n に n=2x+84を代入すると 6x+36<2x+84 次に式3を利用する
5x+4y>n+12 にy=21−x とn=6x+4yからn=2x+84を代入すると 5x+4(21−x)>2x+84+12 5x+84−4x>2x+96 x+84>2x+96 これも間違いである。
5x+4y+12<nと仮定する。 5x+4(21−x)+12<2x+84 5x+84−4x+12<2x+84 x+96<2x+84 従って、x<12とx>12は両方とも矛盾する。 問題文を確認すると、6人掛けの長椅子だけで6人ずつ座ると「36人**以上**」座れないとある。よって仮定が間違っていた。
再度、式2と式3を確認する。
式2: 6x>n+36 式3: 5x+4y>n+12 式4: 6x+4y=n 式1: x+y=21 式1を変形し、y=21−xとする。 式4に代入すると、
6x+4(21−x)=n 6x+84−4x=n 2x+84=n 式2に代入すると
6x>2x+84+36 しかし、xは最大でも21なので、これも矛盾する。
式3に代入すると
5x+4(21−x)>2x+84+12 5x+84−4x>2x+96 x+84>2x+96 xは正の整数なのでこれも矛盾する。
問題文を再度確認する。「6人掛けの長椅子に5人ずつ着席させ、4人掛けの長椅子に4人ずつ着席させると、12人以上の出席者が着席できなかった」という文を、6人掛けの長椅子に5人ずつと4人掛けの長椅子に4人ずつ座らせたときの合計人数が「出席者 - 12人」以下であると解釈する。つまり、
5x+4y<n−12 5x+4(21−x)<(2x+84)−12 5x+84−4x<2x+72 x+84<2x+72 また、6人掛けの長椅子だけで6人ずつ座ると36人以上座れないより
6x>n+36 6x>(2x+84)+36 6x>2x+120 これはありえない。
6人掛けの長椅子だけで6人ずつ座ると36人「未満」座れないと解釈すると、
6x<n+36 6x<(2x+84)+36 6x<2x+120 この条件ではxは21以下の整数であれば良いので矛盾しない。
仮にx = 20 とすると
n=2x+84=40+84=124 5x+4y<n−12 y=21−x=1 5(20)+4(1)<124−12 x = 19 とすると
n=2(19)+84=38+84=122 y=21−19=2 5(19)+4(2)<122−12 95+8<110 x=14とすると
n=2(14)+84=28+84=112 y = 21 - 14 = 7
5(14)+4(7)<112−12 70+28<100 x = 13とすると
n=2(13)+84=26+84=110 y = 21-13 = 8
5(13) + 4(8) < 110-12
65 + 32 < 98
97 < 98
これは正しい。