以下の3つの問題について、与えられた $\theta$ の範囲 $-\pi \le \theta \le \pi$ において、2つの逆三角関数の値を同時に満たす $\theta$ が存在する象限と、その時の $\theta$ の値を求めよ。 (1) $\theta = \cos^{-1}(\frac{\sqrt{3}}{2})$, $\theta = \sin^{-1}(\frac{1}{2})$ (2) $\theta = \cos^{-1}(-\frac{\sqrt{3}}{2})$, $\theta = \sin^{-1}(\frac{1}{2})$ (3) $\theta = \cos^{-1}(\frac{1}{\sqrt{2}})$, $\theta = \sin^{-1}(-\frac{1}{\sqrt{2}})$

幾何学三角関数逆三角関数象限角度
2025/5/19

1. 問題の内容

以下の3つの問題について、与えられた θ\theta の範囲 πθπ-\pi \le \theta \le \pi において、2つの逆三角関数の値を同時に満たす θ\theta が存在する象限と、その時の θ\theta の値を求めよ。
(1) θ=cos1(32)\theta = \cos^{-1}(\frac{\sqrt{3}}{2}), θ=sin1(12)\theta = \sin^{-1}(\frac{1}{2})
(2) θ=cos1(32)\theta = \cos^{-1}(-\frac{\sqrt{3}}{2}), θ=sin1(12)\theta = \sin^{-1}(\frac{1}{2})
(3) θ=cos1(12)\theta = \cos^{-1}(\frac{1}{\sqrt{2}}), θ=sin1(12)\theta = \sin^{-1}(-\frac{1}{\sqrt{2}})

2. 解き方の手順

(1)
cos1(32)\cos^{-1}(\frac{\sqrt{3}}{2}) の値は π6\frac{\pi}{6} である。
sin1(12)\sin^{-1}(\frac{1}{2}) の値は π6\frac{\pi}{6} である。
したがって、θ=π6\theta = \frac{\pi}{6} は両方の式を満たす。
π6\frac{\pi}{6} は第一象限にある。
(2)
cos1(32)\cos^{-1}(-\frac{\sqrt{3}}{2}) の値は 5π6\frac{5\pi}{6} である。
sin1(12)\sin^{-1}(\frac{1}{2}) の値は π6\frac{\pi}{6} である。
したがって、両方の式を同時に満たすθ\thetaは存在しない。
(3)
cos1(12)\cos^{-1}(\frac{1}{\sqrt{2}}) の値は π4\frac{\pi}{4} である。
sin1(12)\sin^{-1}(-\frac{1}{\sqrt{2}}) の値は π4-\frac{\pi}{4} である。
したがって、両方の式を同時に満たすθ\thetaは存在しない。

3. 最終的な答え

(1) 第一象限、θ=π6\theta = \frac{\pi}{6}
(2) 存在しない
(3) 存在しない

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