傾き45°のなめらかな斜面の下端にばね定数49N/mの軽いばねの一端をつけ、他端に質量0.20kgのおもりをつけて斜面で静止させた。重力加速度の大きさを9.8m/s²とする。 (1) おもりが受ける弾性力の大きさ $F$ [N], 垂直抗力の大きさ $N$ [N]を求めよ。 (2) ばねの自然の長さからの縮み $x$ [cm] を求めよ。
2025/5/19
1. 問題の内容
傾き45°のなめらかな斜面の下端にばね定数49N/mの軽いばねの一端をつけ、他端に質量0.20kgのおもりをつけて斜面で静止させた。重力加速度の大きさを9.8m/s²とする。
(1) おもりが受ける弾性力の大きさ [N], 垂直抗力の大きさ [N]を求めよ。
(2) ばねの自然の長さからの縮み [cm] を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) おもりに働く力を考える。重力、垂直抗力、弾性力がある。
重力を斜面に平行な方向と垂直な方向に分解する。
斜面に平行な方向の力のつり合いより、弾性力の大きさを求める。
斜面に垂直な方向の力のつり合いより、垂直抗力の大きさを求める。
重力は であり、 kg, m/s²なので、 N
斜面に平行な重力の成分は である。
斜面に垂直な重力の成分は である。
斜面に平行な方向の力のつり合いより
N
斜面に垂直な方向の力のつり合いより
N
(2) ばねの縮みを求める。
ばねの弾性力は で表される。はばね定数、はばねの縮みである。
(1)で求めた弾性力 とばね定数 N/m を用いて、ばねの縮みを求める。
m
問題文で縮み は[cm]単位で求められているので、 cm
3. 最終的な答え
(1) N, N
(2) cm