三角形ABCにおいて、$a = \sqrt{2}, B = 45^\circ, C = 105^\circ$のとき、辺$b$と辺$c$の長さを求めよ。

幾何学三角形正弦定理三角比
2025/5/19

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、a=2,B=45,C=105a = \sqrt{2}, B = 45^\circ, C = 105^\circのとき、辺bbと辺ccの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、三角形の内角の和は180°であるから、角Aの大きさを求める。
A+B+C=180A + B + C = 180^\circより、
A=180BC=18045105=30A = 180^\circ - B - C = 180^\circ - 45^\circ - 105^\circ = 30^\circ
次に、正弦定理を用いてbbの値を求める。正弦定理より、
asinA=bsinB\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B}
b=asinBsinA=2sin45sin30=22212=2/21/2=211/2=2b = \frac{a \sin B}{\sin A} = \frac{\sqrt{2} \sin 45^\circ}{\sin 30^\circ} = \frac{\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{1}{2}} = \frac{2/2}{1/2} = 2 \cdot \frac{1}{1/2} = 2
次に、正弦定理を用いてccの値を求める。正弦定理より、
asinA=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{c}{\sin C}
c=asinCsinA=2sin105sin30=22sin105c = \frac{a \sin C}{\sin A} = \frac{\sqrt{2} \sin 105^\circ}{\sin 30^\circ} = 2\sqrt{2} \sin 105^\circ
ここで、sin105=sin(60+45)=sin60cos45+cos60sin45=3222+1222=6+24\sin 105^\circ = \sin (60^\circ + 45^\circ) = \sin 60^\circ \cos 45^\circ + \cos 60^\circ \sin 45^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} + \frac{1}{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = \frac{\sqrt{6} + \sqrt{2}}{4}
したがって、c=226+24=12+22=23+22=3+1c = 2\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{6} + \sqrt{2}}{4} = \frac{\sqrt{12} + 2}{2} = \frac{2\sqrt{3} + 2}{2} = \sqrt{3} + 1

3. 最終的な答え

b=2b = 2
c=1+3c = 1 + \sqrt{3}

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