散布図を手で描くことはできませんので、相関係数を計算することで相関関係を判断します。相関係数は、2つの変数の関係の強さを-1から+1の間の値で表します。
相関係数は以下の式で計算できます。
r=SxxSyySxy ここで、
Sxy=∑i=1n(xi−xˉ)(yi−yˉ) Sxx=∑i=1n(xi−xˉ)2 Syy=∑i=1n(yi−yˉ)2 xˉ は x の平均値、yˉ は y の平均値です。 まず、平均値xˉとyˉを計算します。 xˉ=1043+39+51+27+65+24+62+33+56+48=10448=44.8 yˉ=1059+62+84+53+76+48+83+47+65+72=10649=64.9 次に、Sxy, Sxx, Syy を計算します。 Sxy=(43−44.8)(59−64.9)+(39−44.8)(62−64.9)+(51−44.8)(84−64.9)+(27−44.8)(53−64.9)+(65−44.8)(76−64.9)+(24−44.8)(48−64.9)+(62−44.8)(83−64.9)+(33−44.8)(47−64.9)+(56−44.8)(65−64.9)+(48−44.8)(72−64.9) =(−1.8)(−5.9)+(−5.8)(−2.9)+(6.2)(19.1)+(−17.8)(−11.9)+(20.2)(11.1)+(−20.8)(−16.9)+(17.2)(18.1)+(−11.8)(−17.9)+(11.2)(0.1)+(3.2)(7.1) =10.62+16.82+118.42+211.82+224.22+351.52+311.32+211.22+1.12+22.72=1479.8 Sxx=(43−44.8)2+(39−44.8)2+(51−44.8)2+(27−44.8)2+(65−44.8)2+(24−44.8)2+(62−44.8)2+(33−44.8)2+(56−44.8)2+(48−44.8)2 =(−1.8)2+(−5.8)2+(6.2)2+(−17.8)2+(20.2)2+(−20.8)2+(17.2)2+(−11.8)2+(11.2)2+(3.2)2 =3.24+33.64+38.44+316.84+408.04+432.64+295.84+139.24+125.44+10.24=1803.6 Syy=(59−64.9)2+(62−64.9)2+(84−64.9)2+(53−64.9)2+(76−64.9)2+(48−64.9)2+(83−64.9)2+(47−64.9)2+(65−64.9)2+(72−64.9)2 =(−5.9)2+(−2.9)2+(19.1)2+(−11.9)2+(11.1)2+(−16.9)2+(18.1)2+(−17.9)2+(0.1)2+(7.1)2 =34.81+8.41+364.81+141.61+123.21+285.61+327.61+320.41+0.01+50.41=1656.9 r=1803.6∗1656.91479.8=2988039.241479.8=1728.5951479.8≈0.856 相関係数 r≈0.856 は、1に近いため、強い正の相関があると言えます。