7人のモニターがミステリー小説Xに付けた点数(20点満点)のデータが与えられています。このデータについて、平均値、分散、標準偏差を求める問題です。データは以下の通りです。 $x = \{10, 18, 15, 8, 11, 19, 17\}$

確率論・統計学平均分散標準偏差データ解析
2025/5/19

1. 問題の内容

7人のモニターがミステリー小説Xに付けた点数(20点満点)のデータが与えられています。このデータについて、平均値、分散、標準偏差を求める問題です。データは以下の通りです。
x={10,18,15,8,11,19,17}x = \{10, 18, 15, 8, 11, 19, 17\}

2. 解き方の手順

(1) 平均値を求める。
平均値は、データの総和をデータの個数で割ることで求められます。
平均値 xˉ=i=1nxin\bar{x} = \frac{\sum_{i=1}^{n} x_i}{n}
(2) 分散を求める。
分散は、各データと平均値の差の二乗の平均です。
分散 s2=i=1n(xixˉ)2ns^2 = \frac{\sum_{i=1}^{n} (x_i - \bar{x})^2}{n}
(3) 標準偏差を求める。
標準偏差は、分散の平方根です。
標準偏差 s=s2s = \sqrt{s^2}
それでは、計算していきます。
(1) 平均値 xˉ\bar{x} を計算する。
xˉ=10+18+15+8+11+19+177=987=14\bar{x} = \frac{10 + 18 + 15 + 8 + 11 + 19 + 17}{7} = \frac{98}{7} = 14
(2) 分散 s2s^2 を計算する。
各データと平均値の差は以下の通りです。
1014=410-14 = -4
1814=418-14 = 4
1514=115-14 = 1
814=68-14 = -6
1114=311-14 = -3
1914=519-14 = 5
1714=317-14 = 3
各差の二乗は以下の通りです。
(4)2=16(-4)^2 = 16
42=164^2 = 16
12=11^2 = 1
(6)2=36(-6)^2 = 36
(3)2=9(-3)^2 = 9
52=255^2 = 25
32=93^2 = 9
二乗の総和は 16+16+1+36+9+25+9=11216 + 16 + 1 + 36 + 9 + 25 + 9 = 112
分散 s2=1127=16s^2 = \frac{112}{7} = 16
(3) 標準偏差 ss を計算する。
s=16=4s = \sqrt{16} = 4

3. 最終的な答え

平均値: 14
分散: 16
標準偏差: 4

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