$x$軸上を運動する物体の速度$v$ [m/s] と時刻$t$ [s] の関係を表すグラフが与えられている。物体は、$t=0$のときに原点を出発する。$t=0$から$t=8.0$sの間の物体の運動について、加速度、出発点から正の向きに最も遠ざかる時刻と位置、$t=8.0$sにおける物体の位置を求める。

応用数学運動速度加速度積分物理
2025/5/19

1. 問題の内容

xx軸上を運動する物体の速度vv [m/s] と時刻tt [s] の関係を表すグラフが与えられている。物体は、t=0t=0のときに原点を出発する。t=0t=0からt=8.0t=8.0sの間の物体の運動について、加速度、出発点から正の向きに最も遠ざかる時刻と位置、t=8.0t=8.0sにおける物体の位置を求める。

2. 解き方の手順

(1) 加速度の計算:
速度vvと時間ttのグラフの傾きは加速度aaを表す。
* t=0t=0からt=4t=4sの間:a1=2.004.00=0.5a_1 = \frac{2.0 - 0}{4.0 - 0} = 0.5 m/s2^2
* t=4t=4sからt=8t=8sの間:a2=2.02.08.04.0=1.0a_2 = \frac{-2.0 - 2.0}{8.0 - 4.0} = -1.0 m/s2^2
(2) 出発点から最も遠ざかる時刻:
物体が最も遠ざかるのは、速度が正から負に変わる瞬間、つまりt=4t=4sである。
(3) t=4t=4sにおける位置:
t=0t=0からt=4t=4sまでのグラフの下の面積が位置を表す。
x1=12×4.0×2.0=4.0x_1 = \frac{1}{2} \times 4.0 \times 2.0 = 4.0 m
(4) t=8t=8sにおける位置:
t=4t=4sからt=8t=8sまでのグラフの下の面積を計算する。ただし、速度が負なので面積も負となる。
x2=12×(8.04.0)×(2.0)=4.0x_2 = \frac{1}{2} \times (8.0 - 4.0) \times (-2.0) = -4.0 m
t=8t=8sにおける位置は、x=x1+x2=4.0+(4.0)=0x = x_1 + x_2 = 4.0 + (-4.0) = 0 m

3. 最終的な答え

* t=0t=0からt=4t=4sの間の加速度:0.50.5 m/s2^2
* t=4t=4sからt=8t=8sの間の加速度:1.0-1.0 m/s2^2
* 出発点から最も遠ざかる時刻:t=4t=4 s
* その位置:4.04.0 m
* t=8.0t=8.0sにおける位置:00 m

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