1. 問題の内容
与えられた不等式 を解く。
2. 解き方の手順
まず、根号の中身が正である条件を求める。
より なので 。
より 。両辺を2乗して 。よって 。
さらに、 が正である必要がある(なぜなら、左辺は常に非負だから)。つまり なので 。
したがって、 が必要条件となる。
次に、不等式を解く。
の両辺を2乗する。
両辺を2乗しても良いが、一旦 の値を仮定して評価してみる。のとき、左辺は、右辺はとなり、等号が成立する。を少し大きくすると、のルートは小さくなる一方で、は大きくなるため、この不等式は成立しなくなる。
一方、が負のとき、左辺は大きくなり、右辺は小さくなる可能性がある。
を解くため、再度両辺を2乗する。
が1つの解であり、より、となるため、となる必要がある。
ここで、とする。
判別式 であるから、であり、は単調増加である。
より、となるため、となる。
つまり、が解の候補となる。
のとき、となる。
のとき、となる。
のとき、となる。
のとき、となる。
のとき、となり、等号が成立する。なので、 はより大きくなる必要があり、