異なる3つの実数 $a$, $b$, $c$ がこの順で等差数列をなし、$a$, $c$, $b$ の順で等比数列をなす。$a=4$ のとき、$c$ の値を求める。

代数学等差数列等比数列数列二次方程式
2025/5/19

1. 問題の内容

異なる3つの実数 aa, bb, cc がこの順で等差数列をなし、aa, cc, bb の順で等比数列をなす。a=4a=4 のとき、cc の値を求める。

2. 解き方の手順

a,b,ca, b, c が等差数列をなすので、
2b=a+c2b = a + c が成り立つ。
a,c,ba, c, b が等比数列をなすので、
c2=abc^2 = ab が成り立つ。
a=4a=4 のとき、
2b=4+c2b = 4 + c より、b=4+c2b = \frac{4+c}{2}
c2=4bc^2 = 4b
b=4+c2b = \frac{4+c}{2}c2=4bc^2 = 4b に代入すると、
c2=44+c2c^2 = 4 \cdot \frac{4+c}{2}
c2=2(4+c)c^2 = 2(4+c)
c2=8+2cc^2 = 8 + 2c
c22c8=0c^2 - 2c - 8 = 0
(c4)(c+2)=0(c-4)(c+2) = 0
c=4c = 4 または c=2c = -2
a=4a=4 であり、問題文に「異なる3つの実数」と書いてあるので、c=4c=4 は不適。
したがって、c=2c = -2 である。
このとき、b=4+(2)2=22=1b = \frac{4+(-2)}{2} = \frac{2}{2} = 1
a=4,b=1,c=2a=4, b=1, c=-2 は確かに異なり、
4,1,24, 1, -2 は等差数列 (d=3d=-3) であり、
4,2,14, -2, 1 は等比数列 (r=1/2r=-1/2) である。

3. 最終的な答え

c=2c = -2

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