関数 $y = 3\cos(\frac{\pi}{2}x - \frac{\pi}{3})$ について、$x \ge 0$ の範囲で、グラフが初めて最大値をとる $x$ の値、初めて $y=0$ となる $x$ の値、初めて最小値をとる $x$ の値、2回目の $y=0$ となる $x$ の値、2回目の最大値をとる $x$ の値を求める。

解析学三角関数グラフ最大値最小値周期
2025/5/20

1. 問題の内容

関数 y=3cos(π2xπ3)y = 3\cos(\frac{\pi}{2}x - \frac{\pi}{3}) について、x0x \ge 0 の範囲で、グラフが初めて最大値をとる xx の値、初めて y=0y=0 となる xx の値、初めて最小値をとる xx の値、2回目の y=0y=0 となる xx の値、2回目の最大値をとる xx の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数の周期を求める。
y=3cos(π2xπ3)=3cos(π2(x23))y = 3\cos(\frac{\pi}{2}x - \frac{\pi}{3}) = 3\cos(\frac{\pi}{2}(x - \frac{2}{3}))
周期は 2ππ2=4\frac{2\pi}{\frac{\pi}{2}} = 4 である。
基本的なコサイン関数 y=cosxy = \cos x のグラフを考えると、
- x=0x = 0 で最大値 11 をとる。
- x=π2x = \frac{\pi}{2}y=0y = 0 となる。
- x=πx = \pi で最小値 1-1 をとる。
- x=3π2x = \frac{3\pi}{2}y=0y = 0 となる。
- x=2πx = 2\pi で最大値 11 をとる。
したがって、y=3cos(π2(x23))y = 3\cos(\frac{\pi}{2}(x - \frac{2}{3})) について、
- 最大値をとるのは π2(x23)=0\frac{\pi}{2}(x - \frac{2}{3}) = 0 のとき、つまり x=23x = \frac{2}{3}。このとき y=3cos(0)=3y = 3\cos(0) = 3
- y=0y = 0 となるのは π2(x23)=π2\frac{\pi}{2}(x - \frac{2}{3}) = \frac{\pi}{2} のとき、つまり x23=1x - \frac{2}{3} = 1 から x=53x = \frac{5}{3}
- 最小値をとるのは π2(x23)=π\frac{\pi}{2}(x - \frac{2}{3}) = \pi のとき、つまり x23=2x - \frac{2}{3} = 2 から x=83x = \frac{8}{3}。このとき y=3cos(π)=3y = 3\cos(\pi) = -3
- 2回目の y=0y = 0 となるのは π2(x23)=3π2\frac{\pi}{2}(x - \frac{2}{3}) = \frac{3\pi}{2} のとき、つまり x23=3x - \frac{2}{3} = 3 から x=113x = \frac{11}{3}
- 2回目の最大値をとるのは π2(x23)=2π\frac{\pi}{2}(x - \frac{2}{3}) = 2\pi のとき、つまり x23=4x - \frac{2}{3} = 4 から x=143x = \frac{14}{3}
したがって、
- 初めて最大値をとるのは x=23πx = \frac{2}{3}\pi のとき、y=3y = 3
- 初めて y=0y = 0 となるのは x=53πx = \frac{5}{3}\pi のとき。
- 初めて最小値をとるのは x=83πx = \frac{8}{3}\pi のとき、y=3y = -3
- 2回目の y=0y = 0 となるのは x=113πx = \frac{11}{3}\pi のとき。
- 2回目の最大値をとるのは x=143πx = \frac{14}{3}\pi のとき。
問題文から、答えは abπ\frac{a}{b} \pi の形で入力する必要があるため、
- コ:2/3
- シ:3
- サ:5/3
- チ:-3
- ツ:11/3
- テ:14/3

3. 最終的な答え

コ:2/3
シ:3
サ:5/3
チ:-3
ツ:11/3
テ:14/3

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