2点A(4, -2), B(-2, 6)が与えられている。 (1) 2点A, Bを通る直線lの方程式を求める。 (2) 原点Oと直線lの距離を求める。 (3) 三角形OABの面積を求める。

幾何学直線距離三角形の面積座標平面
2025/5/20

1. 問題の内容

2点A(4, -2), B(-2, 6)が与えられている。
(1) 2点A, Bを通る直線lの方程式を求める。
(2) 原点Oと直線lの距離を求める。
(3) 三角形OABの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 2点を通る直線の方程式を求める。
直線の傾きmは m=y2y1x2x1m = \frac{y_2 - y_1}{x_2 - x_1} で求められる。
この問題では、A(4, -2)とB(-2, 6)を通るので、
m=6(2)24=86=43m = \frac{6 - (-2)}{-2 - 4} = \frac{8}{-6} = -\frac{4}{3}
直線の方程式は yy1=m(xx1)y - y_1 = m(x - x_1) で表される。
点A(4, -2)と傾きm=43m = -\frac{4}{3}を使うと、
y(2)=43(x4)y - (-2) = -\frac{4}{3}(x - 4)
y+2=43x+163y + 2 = -\frac{4}{3}x + \frac{16}{3}
y=43x+1632y = -\frac{4}{3}x + \frac{16}{3} - 2
y=43x+103y = -\frac{4}{3}x + \frac{10}{3}
両辺を3倍すると、
3y=4x+103y = -4x + 10
4x+3y10=04x + 3y - 10 = 0
(2) 原点と直線lの距離を求める。
点(x_0, y_0)と直線ax+by+c=0ax + by + c = 0の距離dは、
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}} で求められる。
原点(0, 0)と直線4x+3y10=04x + 3y - 10 = 0の距離dは、
d=4(0)+3(0)1042+32=1016+9=1025=105=2d = \frac{|4(0) + 3(0) - 10|}{\sqrt{4^2 + 3^2}} = \frac{|-10|}{\sqrt{16 + 9}} = \frac{10}{\sqrt{25}} = \frac{10}{5} = 2
(3) 三角形OABの面積を求める。
三角形の面積は、ベクトルの外積を用いて計算できる。
ベクトルOA=(4,2)\vec{OA} = (4, -2)、ベクトルOB=(2,6)\vec{OB} = (-2, 6)
面積S=12OA×OB=1246(2)(2)=12244=1220=10S = \frac{1}{2}|\vec{OA} \times \vec{OB}| = \frac{1}{2}|4 \cdot 6 - (-2) \cdot (-2)| = \frac{1}{2}|24 - 4| = \frac{1}{2}|20| = 10
または、直線4x+3y10=04x + 3y - 10 = 0と点A(4,-2)の距離をhとすると
h=4(4)+3(2)1042+32=166105=05=0h = \frac{|4(4) + 3(-2) - 10|}{\sqrt{4^2 + 3^2}} = \frac{|16 - 6 - 10|}{5} = \frac{0}{5} = 0
つまり点Aは直線上にあるので、点Aは直線l上に存在し、三角形OABの面積は公式から求められない。
そこで、O(0,0), A(4,-2), B(-2,6) として、面積Sは
S=12(xAyBxByA)=12(46(2)(2))=12244=1220=10S = \frac{1}{2} | (x_A y_B - x_B y_A) | = \frac{1}{2} | (4 \cdot 6 - (-2) \cdot (-2)) | = \frac{1}{2} | 24 - 4 | = \frac{1}{2} | 20 | = 10

3. 最終的な答え

(1) 4x+3y10=04x + 3y - 10 = 0
(2) 2
(3) 10

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