正八面体の各面の重心を結んで内側に正六面体を作った。この正六面体の体積が8であるとき、元の正八面体の1辺の長さを求めよ。

幾何学立体図形正八面体正六面体体積重心
2025/6/6

1. 問題の内容

正八面体の各面の重心を結んで内側に正六面体を作った。この正六面体の体積が8であるとき、元の正八面体の1辺の長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、正八面体の1辺の長さをaaとする。
正八面体の各面の重心を結んでできる正六面体の1辺の長さを求める。
正八面体の頂点をA, B, C, D, E, Fとする。正六面体の頂点は、正八面体の各面の重心となる。
正六面体の1つの面は、正八面体の4つの面の重心を結んでできている。
正八面体の面ABCの重心をGとする。AGは、中線の中点なので、AG=23AMAG = \frac{2}{3}AMとなる。ここでAMは中線である。
正三角形ABCにおいて、AMの長さは、
AM=32aAM = \frac{\sqrt{3}}{2}a
したがって、
AG=23AM=2332a=33aAG = \frac{2}{3}AM = \frac{2}{3} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}a = \frac{\sqrt{3}}{3}a
正八面体の面ABCと面ABDの重心を結ぶ線分の長さを考える。
正六面体の1辺の長さは、正八面体の1辺の長さの13\frac{1}{3}になる。
したがって、正六面体の1辺の長さは13a\frac{1}{3}aである。
正六面体の体積は、 (13a)3=127a3(\frac{1}{3}a)^3 = \frac{1}{27}a^3 となる。
問題文より、正六面体の体積は8なので、
127a3=8\frac{1}{27}a^3 = 8
a3=8×27=23×33=(2×3)3=63a^3 = 8 \times 27 = 2^3 \times 3^3 = (2 \times 3)^3 = 6^3
a=633=6a = \sqrt[3]{6^3} = 6

3. 最終的な答え

正八面体の1辺の長さは6

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