3点の座標が与えられたとき、直線ABの方程式、点Cと直線ABの距離、三角形ABCの面積を求める。

幾何学座標平面直線の方程式点と直線の距離三角形の面積ベクトルの内積
2025/6/7
はい、承知いたしました。画像の問題を解いていきます。
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9. 3点 A(-1, 2), B(5, -1), C(6, 1) について、次の問いに答えよ。**

(1) 直線 AB の方程式を求めよ。
(2) 点 C と直線 AB の距離を求めよ。
(3) △ABC の面積を求めよ。

1. 問題の内容

3点の座標が与えられたとき、直線ABの方程式、点Cと直線ABの距離、三角形ABCの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 直線ABの方程式を求める。
まず、直線ABの傾きを求める。
m=125(1)=36=12m = \frac{-1 - 2}{5 - (-1)} = \frac{-3}{6} = -\frac{1}{2}
次に、点A(-1, 2) を通り、傾きが 12-\frac{1}{2} の直線の方程式を求める。
y2=12(x(1))y - 2 = -\frac{1}{2}(x - (-1))
y2=12x12y - 2 = -\frac{1}{2}x - \frac{1}{2}
y=12x+32y = -\frac{1}{2}x + \frac{3}{2}
両辺を2倍して整理すると、
2y=x+32y = -x + 3
x+2y3=0x + 2y - 3 = 0
(2) 点C(6, 1) と直線 AB x+2y3=0x + 2y - 3 = 0 の距離を求める。
点と直線の距離の公式は、点 (x0,y0)(x_0, y_0) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 の距離 dd は、
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
これに、点C(6, 1) と直線 x+2y3=0x + 2y - 3 = 0 を代入すると、
d=16+21312+22=6+231+4=55=55=5d = \frac{|1 \cdot 6 + 2 \cdot 1 - 3|}{\sqrt{1^2 + 2^2}} = \frac{|6 + 2 - 3|}{\sqrt{1 + 4}} = \frac{|5|}{\sqrt{5}} = \frac{5}{\sqrt{5}} = \sqrt{5}
(3) △ABC の面積を求める。
△ABC の面積は、ベクトル AB\overrightarrow{AB}AC\overrightarrow{AC} を用いて計算できる。
AB=(5(1),12)=(6,3)\overrightarrow{AB} = (5 - (-1), -1 - 2) = (6, -3)
AC=(6(1),12)=(7,1)\overrightarrow{AC} = (6 - (-1), 1 - 2) = (7, -1)
△ABC の面積 SS は、
S=12(6(1)(3)7)=12(6+21)=1215=152S = \frac{1}{2} |(6 \cdot (-1) - (-3) \cdot 7)| = \frac{1}{2} |(-6 + 21)| = \frac{1}{2} |15| = \frac{15}{2}

3. 最終的な答え

(1) 直線 AB の方程式: x+2y3=0x + 2y - 3 = 0
(2) 点 C と直線 AB の距離: 5\sqrt{5}
(3) △ABC の面積: 152\frac{15}{2}

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