与えられた2つの関数を微分せよ。 (1) $y = (3x + 1)^4$ (2) $y = (3 - 2x^2)^3$

解析学微分合成関数導関数
2025/5/21

1. 問題の内容

与えられた2つの関数を微分せよ。
(1) y=(3x+1)4y = (3x + 1)^4
(2) y=(32x2)3y = (3 - 2x^2)^3

2. 解き方の手順

(1) y=(3x+1)4y = (3x + 1)^4
合成関数の微分公式を用いる。
u=3x+1u = 3x + 1 とおくと、y=u4y = u^4となる。
dydx=dydududx\frac{dy}{dx} = \frac{dy}{du} \cdot \frac{du}{dx}
dydu=4u3\frac{dy}{du} = 4u^3
dudx=3\frac{du}{dx} = 3
したがって、
dydx=4u33=12(3x+1)3\frac{dy}{dx} = 4u^3 \cdot 3 = 12(3x + 1)^3
(2) y=(32x2)3y = (3 - 2x^2)^3
合成関数の微分公式を用いる。
u=32x2u = 3 - 2x^2 とおくと、y=u3y = u^3となる。
dydx=dydududx\frac{dy}{dx} = \frac{dy}{du} \cdot \frac{du}{dx}
dydu=3u2\frac{dy}{du} = 3u^2
dudx=4x\frac{du}{dx} = -4x
したがって、
dydx=3u2(4x)=12x(32x2)2\frac{dy}{dx} = 3u^2 \cdot (-4x) = -12x(3 - 2x^2)^2

3. 最終的な答え

(1) dydx=12(3x+1)3\frac{dy}{dx} = 12(3x + 1)^3
(2) dydx=12x(32x2)2\frac{dy}{dx} = -12x(3 - 2x^2)^2

「解析学」の関連問題

与えられた2つの不定積分を、置換積分を用いて計算する問題です。 (1) $\int (3x-5)^4 dx$ (2) $\int \sqrt{5x+1} dx$

積分不定積分置換積分
2025/6/8

(1) $\arcsin \frac{1}{2}$ と $\arctan (-\sqrt{3})$ の値を求めます。 (2) 単位円またはその一部を用いて、$\cos(\arcsin u) = \sq...

逆三角関数極限三角関数極限値の性質
2025/6/8

関数 $y = \frac{1}{x^2 + 1}$ のマクローリン級数を求めよ。

マクローリン級数級数展開関数収束
2025/6/8

関数 $y = x^2 \sin x$ のマクローリン級数を求める問題です。

マクローリン級数関数の級数展開三角関数
2025/6/8

$y = x^2 \sin x$ のマクローリン級数を求める問題です。

マクローリン級数テイラー展開級数
2025/6/8

不定積分 $\int \frac{\cos(x)}{1-\cos(x)} dx$ を求めよ。ただし、積分定数は $C$ を用いること。

不定積分三角関数積分置換積分
2025/6/8

与えられた関数 $y = \frac{\cos(x)}{1 - \cos(x)}$ の微分 $\frac{dy}{dx}$ を求める問題です。

微分三角関数商の微分
2025/6/8

次の3つの関数の導関数を求めます。 (1) $arcsin(2x)$ (2) $arccos(x^2 - 1)$ (3) $arctan(\sqrt{x})$

導関数微分逆三角関数
2025/6/8

$y = \tan x$ のマクローリン展開を2次の項まで求めよ。

マクローリン展開三角関数微分
2025/6/8

(1) $\lim_{x \to 1} \frac{x^2 - 1}{x + 2}$ の極限値を求める。 (2) $f(x) = x^2$ ($x \ge 0$), $g(x) = \sqrt{x}$...

極限関数の極限逆関数関数の合成
2025/6/8