まず、長方形を折り返したことでできる図形の性質を考えます。
折り返した図形では、重なっている部分(斜線部分)は二等辺三角形になります。
二等辺三角形の底辺は長方形の短い方の辺、すなわち6cmです。
二等辺三角形の高さを求める必要があります。
長方形の長さを a, 幅を b とします。ここでは、a=8 cm, b=6 cmです。 折り返された部分の二等辺三角形の高さを h とします。 元の長方形の幅 b は、折り返された部分の高さ h と、はみ出した部分の高さの和に等しくなります。はみ出した部分の高さは b−h と表せます。 折り返した後の三角形を考えます。底辺の半分は b/2 であり、斜辺は a−(b−h) です。 ピタゴラスの定理より、
(b/2)2+h2=(a−(b−h))2 (b/2)2+h2=(a−b+h)2 (b/2)2+h2=(a−b)2+2(a−b)h+h2 (b/2)2=(a−b)2+2(a−b)h h=2(a−b)(b/2)2−(a−b)2 与えられた数値を代入します。a=8,b=6 より、 h=2(8−6)(6/2)2−(8−6)2=2(2)32−22=49−4=45=1.25 二等辺三角形の面積は、底辺 x 高さ ÷ 2 なので、
斜線部分の面積 = 6×1.25/2=3×1.25=3.75 cm2