等差数列の和を求める問題です。具体的には、以下の2つの等差数列の和 $S$ を求めます。 (1) 1, 6, 11, 16, ..., 96 (2) 102, 99, 96, ..., 3

代数学等差数列数列の和数列算術
2025/5/21

1. 問題の内容

等差数列の和を求める問題です。具体的には、以下の2つの等差数列の和 SS を求めます。
(1) 1, 6, 11, 16, ..., 96
(2) 102, 99, 96, ..., 3

2. 解き方の手順

等差数列の和の公式は、初項を aa、末項を ll、項数を nn とすると、
S=n(a+l)2S = \frac{n(a+l)}{2}
です。各数列について、初項 aa、末項 ll は分かっていますが、項数 nn を求める必要があります。
(1) の場合:
初項 a=1a = 1、公差 d=5d = 5、末項 l=96l = 96 です。
等差数列の一般項は an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d で表されます。
an=96a_n = 96 となる nn を求めます。
96=1+(n1)596 = 1 + (n-1)5
95=(n1)595 = (n-1)5
19=n119 = n - 1
n=20n = 20
したがって、項数は n=20n = 20 です。
等差数列の和 SS は、
S=20(1+96)2=20×972=10×97=970S = \frac{20(1+96)}{2} = \frac{20 \times 97}{2} = 10 \times 97 = 970
(2) の場合:
初項 a=102a = 102、公差 d=3d = -3、末項 l=3l = 3 です。
等差数列の一般項は an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d で表されます。
an=3a_n = 3 となる nn を求めます。
3=102+(n1)(3)3 = 102 + (n-1)(-3)
99=(n1)(3)-99 = (n-1)(-3)
33=n133 = n - 1
n=34n = 34
したがって、項数は n=34n = 34 です。
等差数列の和 SS は、
S=34(102+3)2=34×1052=17×105=1785S = \frac{34(102+3)}{2} = \frac{34 \times 105}{2} = 17 \times 105 = 1785

3. 最終的な答え

(1) 970
(2) 1785

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