1. 問題の内容
与えられた方程式 を解いて、 の値を求めます。
2. 解き方の手順
まず、対数の底を3に統一します。 を底3の対数に変換するには、底の変換公式を用います。
したがって、元の式は次のように書き換えられます。
両辺に2を掛けて、分数をなくします。
対数の性質を用いて、左辺をまとめます。
対数の定義より、
この3次方程式を解きます。因数定理を用いて、 が解であることがわかります。つまり、 は因数です。多項式を因数分解すると
したがって、 または です。
の解は、解の公式より
これは虚数解なので、実数解は のみです。
ただし、対数の真数は正でなければならないので、 かつ が必要です。 は条件を満たさないため不適です。
しかし、因数分解が間違っていました。正しくは
となるので、これは因数定理では綺麗な整数解が見つかりません。
の時、なので、は解ではありません。
また、の時、なのでは解です。
すると、で因数分解でき、となる。
または、
を解くと、
とを満たすのは、のみ。