原点Oを中心とする半径4の円Oの内側を、半径1の円Cが内接しながら滑ることなく転がる。円Cの中心Cは原点Oの周りを反時計回りに移動する。はじめに点Cは点(3, 0)にあり、このとき円O上の点A(4, 0)に重なっている円C上の点をPとする。 (1) 円Cが回転して$\angle COA = \theta (0 < \theta < \frac{\pi}{4})$となったとき、円Oと円Cの接点をBとして$\angle BCP$の大きさを求めよ。 (2) (1)のとき、点Pの座標(x, y)を$\theta$を用いて表せ。
2025/5/21
1. 問題の内容
原点Oを中心とする半径4の円Oの内側を、半径1の円Cが内接しながら滑ることなく転がる。円Cの中心Cは原点Oの周りを反時計回りに移動する。はじめに点Cは点(3, 0)にあり、このとき円O上の点A(4, 0)に重なっている円C上の点をPとする。
(1) 円Cが回転してとなったとき、円Oと円Cの接点をBとしての大きさを求めよ。
(2) (1)のとき、点Pの座標(x, y)をを用いて表せ。
2. 解き方の手順
(1)
円Oと円Cが点Bで接しているとき、弧ABの長さは円Cの点Bから点Pまでの弧の長さに等しい。
円Oの中心角より、弧ABの長さはである。
円Cの半径は1なので、円Cの中心角をとすると、弧BPの長さはである。
したがって、となるので、である。
(2)
点Pの座標を求める。
点Cの座標はである。
なので、である。
点Pは、点Cを中心として、x軸からだけ回転した位置にある。
したがって、点Pの座標(x, y)は、
3. 最終的な答え
(1)
(2)