与えられた複素数平面上の点について、以下の点を表す複素数を求めます。 (1) 2点 $A(-2+5i)$、$B(6-9i)$ を結ぶ線分 $AB$ の中点 (2) 2点 $A(1-i)$、$B(4+3i)$ を結ぶ線分 $AB$ を $2:1$ に内分する点、外分する点 (3) 3点 $A(-1+4i)$、$B(3+2i)$、$C(4-3i)$ を頂点とする $\triangle ABC$ の重心

幾何学複素数平面線分中点内分点外分点重心
2025/5/21

1. 問題の内容

与えられた複素数平面上の点について、以下の点を表す複素数を求めます。
(1) 2点 A(2+5i)A(-2+5i)B(69i)B(6-9i) を結ぶ線分 ABAB の中点
(2) 2点 A(1i)A(1-i)B(4+3i)B(4+3i) を結ぶ線分 ABAB2:12:1 に内分する点、外分する点
(3) 3点 A(1+4i)A(-1+4i)B(3+2i)B(3+2i)C(43i)C(4-3i) を頂点とする ABC\triangle ABC の重心

2. 解き方の手順

(1) 線分 ABAB の中点は、2点の複素数の平均で求められます。つまり、
A+B2=(2+5i)+(69i)2 \frac{A+B}{2} = \frac{(-2+5i) + (6-9i)}{2}
実部と虚部をそれぞれ計算します。
(2) 線分 ABABm:nm:n に内分する点の複素数は、nA+mBm+n\frac{nA+mB}{m+n} で求められます。
線分 ABABm:nm:n に外分する点の複素数は、nA+mBmn\frac{-nA+mB}{m-n} で求められます。
今回は、m=2m=2, n=1n=1 ですので、内分点と外分点の複素数をそれぞれ計算します。
内分点: 1A+2B2+1=(1i)+2(4+3i)3\frac{1 \cdot A + 2 \cdot B}{2+1} = \frac{(1-i) + 2(4+3i)}{3}
外分点: 1A+2B21=(1i)+2(4+3i)1\frac{-1 \cdot A + 2 \cdot B}{2-1} = \frac{-(1-i) + 2(4+3i)}{1}
実部と虚部をそれぞれ計算します。
(3) ABC\triangle ABC の重心は、3点の複素数の平均で求められます。つまり、
A+B+C3=(1+4i)+(3+2i)+(43i)3 \frac{A+B+C}{3} = \frac{(-1+4i) + (3+2i) + (4-3i)}{3}
実部と虚部をそれぞれ計算します。

3. 最終的な答え

(1)
(2+6)+(59)i2=44i2=22i\frac{(-2+6) + (5-9)i}{2} = \frac{4 - 4i}{2} = 2 - 2i
(2)
内分点: (1i)+(8+6i)3=9+5i3=3+53i\frac{(1-i) + (8+6i)}{3} = \frac{9+5i}{3} = 3 + \frac{5}{3}i
外分点: (1i)+2(4+3i)=1+i+8+6i=7+7i-(1-i) + 2(4+3i) = -1+i + 8+6i = 7 + 7i
(3)
(1+3+4)+(4+23)i3=6+3i3=2+i\frac{(-1+3+4) + (4+2-3)i}{3} = \frac{6+3i}{3} = 2+i
よって、
(1) 22i2 - 2i
(2) 内分点: 3+53i3 + \frac{5}{3}i、外分点: 7+7i7 + 7i
(3) 2+i2 + i

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